こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「解決する必要がない課題に取り組むのは愚かである」
こういったことは、昔からよく言われています。
ビジネスの現場でもそうでしょう。
たとえば、サポートしたところで売上につながらない、
苦情を言ってくるお客さんをサポートしたところで
まったく意味がありません。
こう書いてしまうと、「何を当たり前な」と思うでしょう。
しかし、実際のビジネスの現場では
解決する必要がない課題に取り組んでしまうことは
しばしば起こります。
たとえば、あるプロジェクトにおいて、、
「この課題をどう解決するのか、みんなでブレストしよう!」
といった話の流れになることってありますよね。
ですが、ここで私から質問です。
そもそも、ブレストするその課題設定は正しいのでしょうか?
もし課題そのものが間違っていたり、
解決する必要のない課題だったりしたら、
ブレストをする意味が元々ありませんよね。
そこで私が提案したいのは、
課題に対する解決策のブレストではなく、
課題設定のブレストです。
あなたは、プロジェクトのメンバーにこう言うのです。
「今もっとも解決しなければいけない、
私達の最重要課題があるとしたらなんだろう?
それをみんなでブレストしよう!」と。
そうすると、プロジェクトの中の
厳しい現実を直視した課題設定ができるわけです。
その後に、その課題を解決するのですね。
多くの人は課題解決のためにブレストをしますが、
課題設定を間違えていたら意味がないからです。