こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
色々な個人事業主や自営業者を見ていて、私が感じるのは、
「その人のセルフイメージが
次のステージに行くときに足かせになる」
ということです。
たとえば、「私は自営業者だ」というセルフイメージを
持っている人がいたとします。
すると、盲点を作り出すのです。
つまり、世の中の自営業者と自分は比べるけれども、
上場企業の社長など、それ以外の人が盲点に入って
見えなくなるのですね。
その結果、「自分は最近、目標を見失っているんです」
みたいなことを言うのです。
その人に、「なんで目標を見失っているんですか?」
と私が聞くと、こう答えるんですね。
「私は今、理想や目標としている自営業の人が
業界の中にいないんですよ。
同業の中でも自分がかなり上のランクに入っていて、
お手本にできそうな人がいないんです」と。
私はこういった話を聞くと、
「この人は、自分のセルフイメージの奴隷になっているな」
と感じるのです。
もし「私は自営業者だ」というセルフイメージを
持っていたら、自営業者以外の起業家が
目に映らなくなってしまうのです。
日本には300万社以上も会社がありますが、
その中の大企業は目に入らなくなります。
それこそ、テレビや新聞、雑誌を開けば、
大企業の宣伝などが並んでいると思いますが、
なぜそれらが目に入らないのでしょうか?
あるいは、企業という枠を外すと、
社会に貢献しているNPOもたくさんあるわけです。
でも、「私は自営業者だ」と思い込んでしまった時点で
そういったNPOも見えなくなるのです。
これがセルフイメージの怖さでですね。
一度セルフイメージを自営業者と決めてしまうと、
自営業者以外のものが目に入らなくなるのです。
もしかしたら、あなたには自営業者よりも
もっと大きい可能性があるのかもしれませんが、
自分の可能性を自分で殺しているわけです。