こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
情報弱者は「有名人」を権威者だと
勘違いしていることがよくあります。
「有名人」の話を聞いて、
自分の人生の参考にしてしまうのです。
たとえば、「小倉智昭がこう言っていたから、
自分もやってみよう」などと言うのです。
先日も「あのカウンセラーは歌舞伎役者を
担当していたから、スゴイ人なのだと思う」
と言っている人がいて、呆れてしまいました。
なぜ有名人が参考にならないかと言えば、
有名であることと、卓越した能力があることは、
全く別だからです。
「有名人」は、文字通り知名度が高い人であり、
それ以上でも以下でもありません。
それこそ、犯罪者でも「有名」にはなれます。
一部のユーチューバーのように、
物品を破壊する下品な企画をして
「有名」になった人もいるでしょう。
あるいは、政治家の家族など、
権威者の関係者というだけで、
「有名」になっている人もいます。
そういった人たちは、
単に名前の露出頻度が高いというだけですから、
権威者でもなんでもありません。
もちろん、有名人の中には、本当に何らかの分野で
卓越した結果を出したからこそ、
世に名前が知れ渡ったという人もいます。
そういった方が、専門分野の話をしているときは、
大いに聞く価値があるでしょう。
たとえば、多くの人のダイエットを成功に導いた
健康の専門家が、食事について話しているなら、
メモを取ってもいいかも知れません。
ただし、それもあくまで本人の得意分野に限ります。
ダイエットの専門家が、病気や怪我について
話しているときは、聞き流してください。
門外漢の話題に関しては、素人同然だからです。
こういったことは、当たり前のことです。
ですが、ときどき理解できていない方がいるので、
今回はあえて書きました。
「お笑い芸人が株式投資をはじめたらしいので、
自分も同じ銘柄を買ってみよう」
などと言って大損する人がいるので、
本当に注意して欲しいと思います。