こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私自身、コンサルをしている人を見て、
「一体、何のためにコンサルをしているのだろう?」
と思っていた時がありました。昔の話ですが。
なぜなら、コンサルというのは、
非常に、非常に効率が悪い仕事だからです。
それは、時間対効果が低い、という意味です。
本当にお金を稼ぐスキルがあるのであれば、
コンサルをする時間を自分のビジネスにあてて、
働いていた方がリターンが大きいのです、圧倒的に。
昔、マーケティングのコンサルタントをしていた、
金森重樹(かなもり しげき)さんという方がいます。
その金森さんですが、最近はほとんどコンサルをせず、
ホテルの立て直しなどの実業だけに取り組んでいるのも、
それが理由だそうです。
まあ、論理的に考えたらそれが一番ですよね。
これは私の経験からしても事実なのです。
自分がクライアントに何かアドバイスをしても、
その通りに行動してくれないことはよくあります。
例えば、クライアントに、
「商品数を減らして、もっと価格を上げて下さい」
と定石どおりのアドバイスをしたとしても、
まったく聞く耳を持って下さらなかったり……
その度に、無力感で胸がいっぱいになります。
そうすると、自分自身に対しても
「一体、何のためにコンサルをしているのだろう?」
という疑問が出てくるのです。
でも……
その一方で、私が何年か前にコンサルをした方が
その方のいる業界の中で結果を出したり、
人生を180°大きく変えているのを見ると、
「ああ、辞められないなあ……」
とも思うのです。
そのクライアント自身がが想像していた以上の「夢」を
「現実」にしてあげられるのが、
コンサルタントの仕事だと思っています。
いや、これって、仕事というよりは
「ライフワーク」とか、「生涯の趣味」みたいなもの、
なのかもしれませんね。
ここまで書いて、気持ちがスッと落ち着きました。