こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
なかなか興味深いのですが、
「コンサルタントは、クライアントとの
知識差が少しでもあればできる仕事だ」
と信じているコンサルタントがいるようです。
そんなわけ、ないですよね?(笑)
もし仮に知識差が少ししかないとしたら、
クライントがちょっとでも知識をつけてしまったら
契約を切られてしまいますよね?
また、知識をつけるだけでコンサルタントという
仕事ができるのであれば、競合が知識をつけてしまえば
一気に競争になって、価格が下がって利益が出なくなります。
ですから、知識という簡単に手に入るもので
競争優位性をつくろうとするのは愚の骨頂。
いわんや、インターネットのおかげで、
知識なんて無料で簡単に手に入る時代なので
そのうち知識差で差別化なんてできなくなりますよ。
なぜなら、インターネットの本質は、
「顧客が無限に即時に知識を得る仕組み」だからです。
では、知識以外でどうやって差別化するかというと、
思考プロセスを深くして、問題の本質を
メタ認知(俯瞰)する力をつけるということですね。
例えば、その方法の1つが、
以前も書きましたが、論理学や哲学などの
思考プロセスを手に入れることです。
ご参考:マジックのタネ明かし
帰納法や演繹法、アブダクションなどの
思考プロセスを時間をかけて徹底的に磨けば、
常人では生涯かけても到達できない領域にたどり着けます。
つまり、まったく同じ知識量だったとしても、
それどころか自分の方が知識量ではるかに劣っていても、
問題の本質にクライアントより早くたどり着けるのです。
クライアントが1年かかっても気づけない問題の本質に
数十分で気づくことができる思考レベルに到達すれば
クライアントは絶対にお金を払ってくれます。
多くの人は、知識とかノウハウみたいな
すぐに習得できるもので差別化しようとするのですが、
それらはすぐに追いつかれるのでゴミです。
しがないコンサルタントって、
なんでこういった本質に気づけないんでしょうかね?
やっぱり、思考のレベルが低いのでしょうね。
失礼ながら、そういう人は向いていないので
コンサルタントをやらない方がいいですよ。