こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「相馬さんが尊敬する人は誰ですか?」とか
「相馬さんが好きな起業家は誰ですか?」といった質問を
されることがあります。
しかし、これはなかなか答えにくい質問です。
なぜなら、それらの質問に答えてしまうと、
多くの人が誤解をするからです。
たとえば、以前私は「自分最適ビジネス」という講座を
動画セミナーで販売したことがあります。
その時に私は、動画セミナーの中で
「私が尊敬している起業家の1人に
ドナルド・トランプがいます」
と言いました。
すると、その後、想定外にも、ドナルド・トランプは
アメリカの大統領になってしまいました(苦笑)。
そして、ドナルド・トランプの人種差別的な発言は
世間で注目されることになりました。
ですので、過去の私の動画セミナーを見た人からは、
「ドナルド・トランプを尊敬しているだなんて、
相馬さんのことが信じられません!」
と言われるのです、いまだに(笑)。
まあ、その話はともかく。
人間的欠点がいくつもあったとしても、
その人の価値がゼロであると判断することは
愚鈍の極みだと私は考えています。
たとえば、私が、「アインシュタインが好き」と
言ったとしましょう。
すると、科学が好きな人は、
「自分の妻を家政婦のようにこき使う、
最低な科学者が相馬さんは好きなんですね」
と感じるかもしれませんね(笑)。
たしかに、彼の夫婦関係は最低でしたが、
そのことによって、相対性理論の価値が
ゼロになることはありえません。
あるいは、私が「ソクラテスが好きです」と
言ったとします。
すると、哲学にあかるい人は、
「相馬さんは少年愛の人が好きなんですね!」
と揚げ足をとってくるわけです。
このように、偉大な結果を残す人ほど、
人間的な欠点を持っていることは多いのです。
ご参考:天才の欠点を補う
ここまで書けば、私が何をお伝えしたいのか、
わかると思います。
人間には良い面と悪い面の両方があり、
歴史上の偉人でさえそうなのです。
もちろん私だって同様で、欠点だらけで、
点数をつけたらせいぜい50点くらいの人間です。
そして、ここからが重要です。
あなたが師匠や先生のような存在を探すとき、
「どれくらい相手の欠点を受け入れられるか」で
先生の見つかりやすさが決まるのです。
私もいろいろな成功者とお会いしますが、
せいぜい50点くらいの人ばかりです。
何も欠点がない聖人君子のような人は
私は今まで見たことがありません。
ですから、あなたにお願いです。
もしあなたが人生を変えたいのであれば、
できる限り先生の欠点に目をつぶってほしいのです。
もし目をつぶらなければ、いつまでたっても
良い先生とめぐり合うことはできないでしょうし、
人生を変えることもかなわないでしょう。
詳しくは、こちらの記事も読んでみてください。
ご参考:メンターとは月である