こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
あなたは、人と付き合うのが好きな人が外向的で、
人と付き合うのがあまり好きではない人が内向的、
と思っていませんか?
心理学の観点から見ると、これはちがいます。
ドイツの心理学者ハンス・アイゼンクは、
外向的な人と、内向的な人のちがいを
刺激に対する敏感さによって定義づけしました。
わかりやすく言うと、内向的な人とは敏感な人です。
ですので、内向的な人は大きな刺激を受けると
すぐに心が疲れてしまうのです。
たとえば、異業種交流会などに行って、
自分が知らない人がたくさんいると、
とても刺激が大きいですよね。
内向的な人は、こういう環境に長時間いると
刺激が過剰になり、気疲れするのです。
ですが、内向的な人でも1対1であれば、
刺激が大きくないので、気疲れもせず、
長時間話し続けることができます。
意味がわかりますか?
内向的な人も、外向的な人と同様に、
他人のことが好きなのです。
※もし、他人のことが嫌いだったとしたら、
それは内向的ではなく、ただの対人恐怖症です。
ただ単に、見ず知らずの他人が多いときに、
刺激過剰になって気疲れしやすいのが内向的な人、
というわけです。
この内向的な人にもメリットはあって、
ほんのすこしの刺激でも満足して、
幸せを感じられるという特徴があります。
また、ギャンブルにはまりにくく、
自制心が強く、リスクを冒しにくい、
というメリットもあります。
覚えておいてほしいことは、
外向的と内向的で良い悪いがあるわけではない、
ということですね。
内向的な人は考える仕事に向いていますから、
私は自分が内向的であることに誇りを持っています。
なお、内向的かどうかは遺伝で約半分決まります。
これについては、ご要望が多ければ、
いつかまた書きたいと思います。
コメント
是非、遺伝子学的な見地を教えて頂きたいです。