こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
一般論として、あなたの立場が上がれば上がるほど、
周りの人は色々なことを教えてくれなくなっていきます。
たとえば、あなたが恥ずかしい失敗をさらしていても、
周りの人がそれについて触れてしまうと
「この人の逆鱗(げきりん)に触れてしまうかもしれない」
と感じて、アドバイスしてくれないからです。
あるいは、周りの人が
「この人に私が何かアドバイスをしたところで、
どうせ話を聞いてくれないだろう」とか、
「この失敗を私が指摘してしまうと、
恥をかかせてしまうので、あえて伏せておこう」
と思ってしまって、教えてくれないのです。
この状況は、あなたの立場が上がって行くほど
顕著になっていき、いつしか裸の王様になるのです。
そして、この「裸の王様」度を診断するときに
私がよく例え話に出すのが「ベルトの穴」です。
ここで言うベルトとは、
男性が履くボトムス(ズボン)用のベルトです。
このベルトには全部で5つの穴が開いていますが、
5つの穴のうち、どの穴にピンを通して使うのが
正解だと思いますか?
答えは真ん中の穴です。
つまり、左から数えても、右から数えても
3番目の穴にピンを通して使うのが正解です。
そして、それ以外の穴を使っているのは恥ですね。
真ん中以外の穴を使うのは常識を知らないか、
あるいは太ったり痩せたりして、
体重の管理ができていない証拠なのです。
もっと常識知らずだとベルトに穴を開けて使う人もいます。
これはもう、恥の極みです。
とはいえ、私はそういった失敗を晒している人を見ても、
それが家族とか親友ではない限り、相手に伝えません。
私がファッションのコンサルティングを
依頼されている訳ではないからです。
私がしゃしゃり出てアドバイスをしたところで、
“高説を垂れている”と思われるだけです。
つまり、真ん中以外の穴に
ベルトのピンを通している人は裸の王様なのです。
このように、立場が上がれば上がるほど
「ベルトのピンを間違ったところに通している」
といった些細なことさえも教えてもらえなくなります。
また、親切に教えてくれたとしても
あなたが傲慢になってそれを受け入れない、
なんていう愚かしいことをしないよう気をつけましょう。
コメント
こんにちは。
おじゃまします。
自分が出世するほど、裸の王様になってしまう
周りから色んな意味で敬遠されるから、
それは、自分が知らずに傲慢なふるまいをする
ようになるから。
裸の王様になってしまうと、届かなくなる
聞えなくなる。
これは戒めですね。
ありがとうございました。