こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前、広告費のようなビジネスのお金は
「率で考える」ことが大切、
という内容の記事を書きました。
ご参考:率で考える
今日はこれと関連した内容です。
実は、「率で考える」のは
広告費のようなビジネスのお金だけでなく、
自分個人のお金についても同様です。
私が色々な起業家を見ていると、
老婆心ながら思ってしまうときがあります。
「この人のお金の使い方、かなり危ういな」と。
たとえば、個人事業主の場合、
売上からあらゆる経費を引いたものが税引き前の利益となり、
それがほぼ自分の給料になります。
また、法人化している人の場合、役員報酬が自分の給料です。
そのお金を何も考えずに、
ドカンと浪費してしまう人っているんですよね。
たとえば、高級車を買うなどです。
これは個人のお金について、率で考えていないからです。
お金がいっぱい入ってきたから
それを全部使ってしまおうという
その日暮らしな考え方なんですよね。
個人のお金について率で考えるとは、
「収入のうちの10%までを浪費に当てる」、
というように率で規定しておくことです。
そうすることで、無駄使いを減らせます。
ただし、それなりのお金が入ってきているのに、
まったく無駄使いをしないのも問題です。
とくに自己肯定感が低い起業家の場合、
かなりの高収入を稼いでいるにも関わらず、
必要以上に節制している場合があります。
要は、節制という世間受けがよい行動をすることで
自分を虐待しているわけです。
そういう貧乏神みたいな人と付き合うのは
自己肯定感が下がりそうで私ならイヤです(笑)。
お金というのは、人を幸せにできる手段であり、
最初に幸せにするのは他ならぬ自分自身のはず。
お金を稼いだら、ある程度は自分に対して使わないと
自己肯定感は上がりません。
また、ビジネスをやる気も起きないでしょう。
「こんなに稼いでいるのに、生活が何一つ変わらない」
と感じてしまうと、稼ぐことにブレーキがかかるからです。
このように、広告費のような会社のお金を
率で考えることは大切ですが、
それは個人のお金も同様なのです。