こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
なぜか、私のことを性格がいい人だと
勘違いしている人がたまにいます(笑)。
しかし、それは大きな誤解です。
以前私は、報復の法則について書きました。
ご参考:報復の法則
ここに書いた通り、対等な人間関係を築くためには
相手に何かをひどい仕打ちをされた場合、
それに対して報復をする必要があるのです。
もし報復をしなかった場合、相手への怒りがすべて、
あなたの中にいつまでも居座ってしまうからです。
ただ、性格が悪い私にも、
赦しの心がまったくないわけではありません。
たとえば、相手から100のひどい仕打ちを受けたら、
10は赦して、90の報復をするようにしているのです。
この10の部分が赦しということになりますね。
そして、重要なので覚えておいてください。
赦した怒りは、あなたを攻撃するのです。
つまり、上記の場合、私は10の赦しをすることで、
10の怒りが私自身を攻撃してくるわけですね。
これらのことは、キリスト教の信者からすると
信じられないかもしれません。
ですが、私が多くの人のメンタルを見てきた上で
断言できることは
「完全な赦しなど存在しない」
ということです。
性格のいい人ほど、「すべてを赦せる人」になろうとして
相手からのひどい仕打ちを完全に赦そうとします。
しかし、完全に赦せないので自分を責めるのです。
「自分は、相手のことを完全に赦せないから、
器が小さな人間なんだ」と。
いいえ、それはまったく違いますよ。
完全に赦すことはできないし、その必要もありません。
それよりも、あなたに必要なのは報復です。
無理やり、相手を赦したとしたら、
その怒りはあなたの中で暴れ続け、
ガンなどの大病の原因になるでしょう。