こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
これは、私の会社の優先順位なのですが、
他社の商品を紹介するときに
取引先との社外政治よりも顧客への愛を優先しています。
ご参考:優先順位とリーダーシップ
取引先との社外政治とは、過去に金品をもらったとか、
お世話になったとか、義理があるとか、
何かの名声だとか、そういうことですね。
そういった社外政治を優先してしまうと、
読者にとって有益ではない商品を
紹介することになってしまいますので。
そういえば、かなり前に、ネオヒルズ族という
ビジネスモデルが世の中で批判されましたよね。
彼らが、役に立たない商品を仲間内で紹介しあって、
お客さんからお金を搾取していたからです。
覚えておいてください。
紹介マーケティングって、顧客への愛を優先して
おこなっている限りは最強の方法です。
ですが、紹介マーケティングを
社外政治を優先しておこなってしまうと
顧客を集団で搾取する最悪の方法に堕してしまうのです。
輪姦、すなわち集団レイプと同様の構造になるため、
使う人間の倫理観が問われるわけです。
ネオヒルズ族のように、ダークサイドにおちいり、
罪をおかせば、罰を受けるのは自然の摂理。
そして、もっとも強い罰とは
法律的な罰だとか、社会的な制裁ではなく、
自分自身の良心からの罰だと私は信じています。
文豪ドストエフスキーの小説『罪と罰』において
主人公が老婆を殺したことへの罪悪感にさいなまれ続け、
最後は自首したのはご存知ですよね。
あなたも、この小説は若い頃に読んだと思いますが、
この「罪悪感にさいなまれ続けること」、
そのものが罰なのです。
そして、罪なビジネスをしていると
仕事の中でやりがいや使命感、やる気などを
感じられなくなっていきます。
そして、仕事は輝きを失っていき、
虚しさと退屈さの砂をジャリジャリと噛むような、
そんな感覚を味わうことになるわけです。
そして、最後には自分の情熱が
荒砥石にかけられるがごとく擦り切れていく。
ですので、たとえ社会的な制裁を受けなかったとしても、
罪なビジネスは、慢性的な罪悪感という
逃れられない罰を与えると私は信じています。