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優秀な人の条件

経営

2017年7月5日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

前回の「優秀なヤツは採用するな!」という内容は、
2017年7月頃に公開したものですが、
 
当時、営業職の読者からこんな質問をいただきました。

 

 

職種柄、「数字が上がる人が優秀な人」となるのが常だと思うのですが、実際経営者の立場から見て優秀な人とは、どのような人になるのでしょうか。
数字のだけでなく、真剣に社内調整をしたり、実際に一緒に手を動かしたりしてくれる人が昇給すればいいのにと思ってしまいます。
会社のカラーや職種にもよると思うので、一括りにするのは難しいかもしれませんが、共通点があれば教えて頂きたいです。

 

ご質問、ありがとうございます。

 

これはあくまで私の場合ですが、
優秀な人の条件を一言で申し上げるなら

「リーダーシップがある人」

ですね。

 

マッキンゼーで採用マネージャーを12年間務めた
伊賀泰代さんいわく、マッキンゼーの採用基準は
「リーダーシップがある人」だそうです。

ご参考: 『採用基準』伊賀泰代(著)

 

つまり、数字を上げられる人だけでは不十分で、
リーダーシップを発揮できる人です。

 

スタッフにリーダーシップがない場合、
ビジネスや市場が安定しているときならいいのですが、
不安定なときにまずいからです。

 

不安定な場合、スタッフがリーダーシップを持って
ビジネスそのものをどんどん改善していかないと
売上が下がっていきますので。

 

今回、ご質問の内容にあった、

「真剣に社内調整をしたり、
実際に一緒に手を動かしたりしてくれる」

という行動もリーダーシップと言えると思います。

 

また、リーダーシップに対して
私がもっとも重要視しているのは、

(1)数字を上げることと、
(2)理念を成就させることの

「両立」ですね。

 

私の会社の場合は、セールスパーソンが
大きな売上をあげたとしても、理念にそっていなければ
絶対にチーム内で褒められません。

 

社員数が7人以下の組織で、
スタッフに銭ゲバだけしかいなければ
数字の追求だけでいいのでしょうが(笑)。

もし、数字と理念の「両立」がないと
組織が7人以上になったときに破綻しますので。

 

もしあなたが大きな会社の経営者なら、
採用するにしても、昇進させるにしても、
数字と理念の両立ができる人だけにしましょう。

 

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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