こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ビジネスアイデアを発想する方法には
他の会社でうまくいっている商品を
マネすることがありますよね。
そして私が予想しているのは、
これからのIT企業(テック企業)でおこなわれるのは
「国などの公共サービスを自社へと置き換える」
というビジネスアイデア発想法です。
有名なのは、PayPalという決済サービスの会社で、
この会社はもともと国が持っている通貨発行権を
置き換える目的で設立されました。
そして、その目的は少しずつ達成しつつあります。
ブロックチェーン技術によって
仮想通貨が普及していますから。
あるいは、Facebookが2014年に
ドローン企業を買収したことをご存知でしょうか?
ソーラー発電式のネット接続用ドローンを打ち上げ、
ネット回線がない新興国の未開の人たちに
ネット接続を提供しようとしているのです。
こういったサービスも、従来の常識であれば
国が指揮をしておこなうようなもの。
要は、Facebookは公共サービスを
代わりにやっているのです。
ところで、私は先日、ハワイに行きましたが、
実は、ハワイでは公共バスよりも
Uberという配車アプリの方が便利でした。
昔、私が初めてハワイに行ったときは、
公共バスばかり利用していましたが、
今はもう乗る気がおきません。
このように、公共サービスの多くは
テクノロジーとは無縁の非効率な運営をしているため、
少しずつ置き換えられているのです。
そして、数十年後には、裁判所や警察など、
不可侵とされてきた公共サービスの一部さえも
IT企業のサービスに置き換わると私は予想しています。
すべて置き換わることはないでしょうが、
相対的に国の力は弱くなり、
IT企業の力は強くなっていくでしょうね。
最後に、質問です。
あなたが思う、テクノロジーとは無縁の
非効率な公共サービスはなんですか?
そういった公共サービスは、
もしかしたらどこかのIT企業が
代行する時代がくることでしょう。