こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
前回は、男性ホルモン(テストステロン)について
説明しましたが、この男性ホルモンは
「脳研究」
の分野で何かと話題になっています。
例えば、投資の「勝負運」が
テストステロン(男性ホルモン)によって決まる、
と言ったら驚きますか?
これは、ケンブリッジ大学のジョン・コーツ博士が
2008年に発表した実験です。
ジョン・コーツ博士とは? (英語のページです。)
→ http://www.neuroscience.cam.
博士は、下は1千万円から、上は1兆円まで、
さまざまな規模で株取引を行っている
ロンドンの個人投資家の血液検査を行いました。
被験者の数は260人で、
その年齢は18歳~38歳です。
午前11時に採血し、その後、被験者は投資を始める、
こんな実験を8日間連続で行いました。
その結果はどうだったと思いますか?
なんと!
投資の勝負運というのは、
朝、午前11時の時点でかなり決まってしまってる、
ということが分かったのです。
午前11時の時点で、血液中の
テストステロン(男性ホルモン)が「多かった」被験者は、
その日に儲ける金額が「多かった」のです。
逆に、午前11時の時点で、血液中の
テストステロン(男性ホルモン)が「少なかった」被験者は、
その日に儲ける金額が「少なかった」のです。
つまり、
午前11時に、血液中のテストステロン(男性ホルモン)が
多ければ、お金を多く稼げ、
少なければ、お金を稼ぐ額が少なくなるのです。
投資家にとっては、血液中の
テストステロン(男性ホルモン)の量を測定するのが
占いの代わりになる、ということですね。
それだけで、その日のお金の運勢が分かるのです。
このように、脳科学というのは、
最近はかなり研究が進められています。
また、投資だけではなく、ビジネスにもかなり使えます。
明日は、脳科学とビジネスの話をしますね。