こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、未来予測。
以前、私に、こんなご相談がありました。
「相馬さん、プラットフォーム・ビジネスを
したいのですが、どうすればいいでしょうか?」と。
まず、プラットフォーム・ビジネスとは何ぞや? ですが、
一言で言えば、マッチングする「場」を
作り出すビジネスです。
インターネットオークションは、
不要品を「売りたい人」と「買いたい人」を
マッチングする「場」を作り出しています。
AppleのiTunesは、
「音楽を安く買いたい人」と、「音楽事務所」を
マッチングする「場」を作り出しています。
Amazonは、
「出版社」と「読者」を
マッチングする「場」を作り出しています。
こういった、マッチングするための「場」を
作り出しているのがプラットフォーム・ビジネスです。
最近では、noteという、
「クリエイター」と「お客様」をマッチングする、
新しいプラットフォームが生まれました。
このプラットフォームは、
例えば、記事を書きたい著者が、読者に対して、
1記事100円とかの値段で課金ができるのです。
このように、こういったプラットフォーム・ビジネスは
昨今、ビジネス界ではブームになりつつあります。
では、今からプラットフォーム・ビジネスに参入して
本当に稼げるのか?
この答えは……
私の予想ですが、かなり難しくなってくると思います。
それは、利益額が非常に低くなるためです。
前述のnoteにしても、
1つの記事が100円くらいと、かなり低額な上に、
noteはその100円のうち10%
10円しか儲かりません。
そして、プラットフォーム・ビジネスへの
参入が増えれば増えるほど、
手数料の値引き合戦になるからです。
例えば、Yahoo!が、楽天やAmazonに対抗して、
「Yahoo!ショッピング」の毎月の出店料や
売上ロイヤルティを無料化し、
「ヤフオク!」のストア出店料や
個人の出品手数料なども無料化しましたよね?
これなんかは、まさに良い例です。
競争が激しくなれば、プラットフォームとして
最初は手数料をとれても、途中から手数料を下げないと
いけなくなるはずです。
こう考えると、どんなビジネスも盛者必衰ですね。
「数年間、儲かりそう」という理由だけで
ビジネスを作るのは愚かだということになります。