こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
数年前、東芝の経営がニュースになったことがありましたね。
この問題は、東芝の経営陣が既得権益層のOBに対して
ノーと言えずに首を切れなかった結果、
業績が大きく落ち込んだことが原因です。
これは、どんな組織でも同じ。
リーダーの重要な仕事の1つは
「組織内の既得権益の破壊」なのです。
すなわち、老害の首を切ったり、
就業規則を変えたりする必要があります。
これは既得権益層からは嫌われることですが、
やらなければ組織が腐敗するので、
リーダーはやるしかない。
とくに、就業規則のような制度は、
それを作った人の意図を超えて腐敗して、
組織の内部に既得権益層を作り出しますので。
ですから、既得権益を破壊できないリーダーは
最悪のリーダーですね。
そして、もし万が一ですが、
あなたが既得権益を享受しているのであれば、
あなたは首を切られて当然の人間です。
イギリスの歴史家であるジョン・アクトン卿は
「権力は腐敗する、絶対権力は絶対に腐敗する」
という名言を残しましたよね。
これは会社組織でも同じだと私は信じています。
権力を与えられた人が老害になっていくのは
世の常だからです。
権限は与えて、権力は与えず。
権力を持ったら、首を切る。
これが正解です。