こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
前回のクイズには、多くのご返信がありました。
※クイズの内容はこちらです。
Q.クソな経営者が、
「年商●億円」といったエゴからくる目標を
立ててしまうのでしょうか?
なぜ、理念の奴隷となることができないのでしょうか?
多くのご返信の中で、
私の意見と同じなのは以下の3人でした。
(Mさん)
経営者自身の劣等感が強く、それを埋めるために売上金額で自慢したいから。
スタッフや取引先や顧客のWin-Winが見えていないから。
(Yさん)
クソな経営者はメンタルに問題があり、自己顕示欲や承認欲求を満たすためだけに経営を始めている。
後から理念を掲げたとしても、メンタルが改善していないので、結局はもとの欲に引きずられてエゴ経営になってしまう。
(Nさん)
エゴが強いと自己中心的になり、わが信念が『善』、他は『悪』となってしまい、周りが見えなくて(忠告も聞かなくて)、ただ感じたままの気持ちを目標としてしまうのではないでしょうか?
エゴ中心の経営者と、スタッフの間では、仕事に対する気持ちが乖離していて、経営者が尻を叩けば叩くほど、スタッフは経営者を煙たがり、会社に対しての忠誠心が薄れていくと思います。
私もこの様な経営者の下では働く気がしません。
しかし、若いときは上司がこんなエゴ中心な人で、こき使われていましたが…今ではそれが反面教師となり、今の仕事の糧になりました(笑)
素晴らしいですね。
3人とも、その通りだと思います。
この3人、いずれも私の講座の参加者なのですが、
さすがだなあと感じました。
経営者の劣等感が強い場合、
会社を経営する動機はこのようになります。
・大きな年商や高い年収を目指そう!
・父親が経営していた会社の年商を越えよう!
・上場して立派な会社になろう!
しかし、残念ながら大きな年商になったところで、
その劣等感が埋まることは絶対にありません。
劣等感とはメンタルの問題なので、
会社の業績とは無関係なのです。
また、上記の会社を経営する動機の中には
「お客さんやスタッフを幸せにしよう」
という要素がほとんど含まれていません。
その結果、お客さんやスタッフを利用することになります。
たとえ年商が大きくなっても、
社会から認められることがないため、
クソ経営者の劣等感は埋まらないわけです。
「社会に貢献していて立派な会社ですね。
うちの子どもを入社させたいです」
と社会から言われるはずがありません。
すると、さらに大きな会社にしようとします。
「もっと大きな会社にすれば
私は社会から認められるのではないか……」
という勘違いで、お客さんやスタッフを
引き続き利用し続けるわけですね。
残念ながら、どんなに大きな会社になったところで、
たとえ上場をしたところで、
社会から認められることはありません。
大きな会社になったことで認めてくれるのは
ごく一部の銭ゲバだけです。
ほとんどの人は「貢献の大きさ」で
経営者を認めてくれるからです。
パチンコ、サラ金、ソシャゲ、詐欺ローンチなどの
会社をしている経営者が、銭ゲバからしか
認められないのはそれが理由です。
コメント
相馬 一進 様
はじめまして、こんにちは。
明日より、お金の心理学リーダーズコースへ参加させていただくことになりました、嶋村 美奈(しまむら みな)と申します。
こちらに書き込ませていただくのが適切かどうかわかりませんが、投稿させていただきました。
不適切でしたらごめんなさい。
いつもメールやブログでの相馬さんの記事を、有難く拝読させていただいています。
今まで、様々なビジネス成功者(自称)の方々のブログやメルマガを拝読して来ました。
その中で相馬さんの書かれる文章ほど、一つ一つの言葉が、こんなにも目に頭に心にスッと入ってくるものは今までありませんでした。
とてもためになります。
これからも楽しみにしています。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
嶋村 美奈(しまむら みな)