こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私が好きな法則で、「80対20の法則」があります。
この法則のことはご存知だと思いますが、
「20%の原因が、80%の結果につながっている」
という経験則です。
ただ、この法則を意識しすぎて、
「20%の結果にしかならない、80%の原因」を
完全に切り捨ててしまうのは危険だったりします。
例えば、起業の最初の段階において、
うまく軌道に乗るかどうかは、
営業の力が鍵であることが多いです。
つまり、営業は、起業において、
「80%の結果につながっている、20%の原因」
と言うことができるでしょう。
しかし、だからと言って、
営業以外のものを完全に捨ててしまうと、
失敗することもあり得るのです。
私の知っている方で、営業力はあるけれども、
顧客のサポートが苦手な方がいます。
その方は、起業して、どうなったのか?
いつまで経っても、顧客がリピーターになってくれず、
新規のお客さんを開拓して売り続けるような
苦しいビジネスのスタイルになってしまいました。
これは、なかなか大変です。
いくら営業が得意な人だったとしても、
新規を開拓して売り続けるのは、かなりしんどい。
その結果、その起業家は、数年後に燃え尽きてしまって
会社員に戻ってしまいました。
新規のお客さんがリピーターになってくれると、
ビジネスがとても楽になり、安定します。
「20%の結果にしかならない、80%の原因」を
完全に切り捨ててしまうと、
意外のところで足を引っ張られてしまうのです。
あるいは、ビジネスのフェーズが変わると、
何が重要なのかも変わってしまったりしますので、
そこも要注意ですね。
不要な部分を切り捨てるのは、良い心がけですが、
行き過ぎると落とし穴にはまるのです。