こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
人が孤独になる理由……それはすごくシンプルです。
では、どうすれば人とつながれるのか?
その答えは、自分の「べき論」を手放すことです。
私たちは、「~すべき」というような
思い込みや価値観をいくつか持っています。
・年上の人をうやまうべきである
・ダメなところはさらすべきではない
・完璧でなければいけない
こうした思い込みや価値観が多いほど、
ありのままの自分をさらけ出せなくなる原因になるのです。
例えば、「ダメなところはさらすべきではない」と
思い込んでいる人は、他人に対して心を開くのが
容易ではなくなります。
なぜなら、ダメなところをさらしてしまったら、
自分への怒りや罪悪感、悲しみに襲われるからです。
私たちが他人とつながる「唯一」の方法は、
ありのままの自分をさらけ出すことですが、
「べき論」があるとさらけ出せないのです。
これからあなたに、3つの質問をします。
その答えで、あなたの「べき論」の強さが分かります。
1.最初に、目の前に、あなたのお父さんがいると想像してください。
あなたは、そのお父さんの前で、自分のダメなところ、
弱いところ、醜いところ、汚いところなど、
ひどい「あなた自身」を全てさらけ出したとします。
そうしたら、あなたのお父さんはニコニコとしていますか?
それとも、悲しんだり、怒ったりしそうですか?
直感でいいので、パッと思いつくのはどちらですか?
2.今度は、目の前にお母さんがいると想像します。
お父さんと同様に、ひどい「あなた自身」を全てさらけ出しても、お母さんはニコニコとしていそうですか?
それとも、お母さんは悲しんだり、怒ったりしそうですか?
3.最後は、あなたが幽体離脱したとして、もう1人の自分自身の姿を1m前方から見ていると想像してみてください。
そして、ひどい自分を人前にさらしている、もう1人の自分の姿を1m前方から客観的に見たとして、あなたは思わずニコニコとしそうですか?
それとも、あなたは悲しんだり、怒ったりしそうですか?
それでは、結果発表です。
3つの質問とも、すべてニコニコという答えなら、
あなたの「べき論」はとても弱いでしょう。
しかし、1つでも悲しんだり、怒ったりしそうなら、
あなたの「べき論」は強いでしょうね。
3つとも悲しんだり、怒ったりしそうなら、
あなたの「べき論」はものすごく強く、
あなたは誰にも理解されない深い孤独の中にいることでしょう。