こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前、夫婦関係というのは「完全に対等」の関係、
ということを書きました。
ご参考:夫婦関係の心理学
これは言い換えると、
亭主関白やカカア天下だと離婚する、という意味です。
なぜなら、完全に対等のはずの夫婦関係が
パワーバランスを崩してしまっているからです。
夫婦関係というのはおもしろいもので、
自分と相手のパワーバランスが50:50だと
自分から見て、相手も魅力的に見えますし、
相手から見て、自分も魅力的に見える黄金比なのです。
しかし、自分の方が優位に立とうとして、
自分と相手のパワーバランスが70:30くらいになると、
自分から見て、相手は魅力的に映らなくなり、
他の人に浮気したくなるというわけです。
逆に、相手の方が優位に立っていて、
自分と相手のパワーバランスが30:70くらいになると、
自分自身がとても魅力がない存在に感じ、
セルフイメージが下がって、卑屈になってしまいます。
つまり、優位な人から劣位な人を見ると
魅力を感じなくなり、
劣位な人から優位な人を見ると
自分の価値を感じられなくなるのです。
亭主関白というのは男女のパワーバランスが
70:30くらいの状態ですし、
一方でカカア天下は男女のパワーバランスが
30:70くらいの状態です。
どちらもバランスを欠いた状態と言えますね。
「亭主関白だと夫婦関係はうまくいく」とか
「カカア天下だと関係が続く」というのはウソで、
ただ単に劣位な人が我慢しているだけ。
したがって離婚するのも時間の問題なのです。