こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
スピリチュアルを盲信していて、
現実世界でまったくうまく行っていない人って、
「自分の生まれ変わり」の良さをアピールしますよね。
「私は、“王族”の生まれ変わりです」とか、
「私は、“武士”の生まれ変わりです」とか、
「私は、“貴族”の生まれ変わりです」とか。
いや、王族とか武士とか貴族って多くないですか?(笑)
生まれ変わりをアピールする人のうち、
王族とか武士とか貴族の生まれ変わりが
8割以上を占めている気がします(当社調べ)。
なんでみんな、スピリチュアル好きで
人生がまったくうまく行っていない人って
生まれ変わりの良さをアピールするのでしょうか?
ロジカルに考えて、人口比率で言えば
日本なら農民の生まれ変わりがもっとも多いはずです。
なぜでしょうね?
農民の生まれ変わりがもっといてもいいと思うのですが。
その理由はカンタンで、
現実世界でまったくうまくいっていないので、
そんな自分を慰めるためなのです。
「私は●●の生まれ変わりです」というのは、
誰も証明・反論のしようがありませんから。
これは、心理学では「同一視」とよばれる防衛機制です。
すなわち、社会で欲求がみたされない場合に、
自分と理想(王族とか武士とか貴族)を
同一視することでストレスを減らそうとしているのです。
そういった心理が分かっているので、
あくどいスピリチュアルカウンセラーたちは
現実世界でまったくうまく行っていないお客さんに、
「あなたは、王族の生まれ変わりだから、大丈夫ですよ!」
と言って、同一化をさせようとするのです。
そして、お客さんもお客さんで、
そう言われて舞い上がってしまうのです。
現実世界でまったくうまく行っていないなら
そのお客さんはきっと「奴隷の生まれ変わり」ですよね(笑)。
なぜ、「あなたの前世は奴隷だったので、
現世でもまったくうまく行かないんですよ」
と言わないのでしょうか。
いずれにせよ、問題の根本原因を解決しようとせず、
お客さんに心地のよい夢を見せようとする
スピリチュアルカウンセラーはひどいですね。