こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
電通が2005年に提唱したマーケティング用語で
「AISAS」という法則があります。
1.Attention(注意)
2.Interest(関心)
3.Search(検索)
4.Action(購買)
5.Share(情報共有)
「インターネット時代には、
顧客はこの順で購買に関する行動をとる」
というのがこの法則の要諦です。
(1)注意を引かれ、(2)関心を持ち、
(3)検索して(4)購買し、(5)情報共有をする、
という5ステップですね。
ただ、私はこの法則をまったく信じていません(笑)。
たとえば検索する際って、
何かしらに注意を引かれなくても
頭に浮かんだ単語を検索しますよね。
すると、注意というプロセスは発生しないからです。
また、何気なく誰かのブログを読んでいるときに、
広告が気になってクリックし、販売ページに行って
そのまま購入した経験はありませんか?
この場合、検索というプロセスは発生しません。
最後の、情報共有というステップも疑問に感じていて、
情報共有してくれるお客さんって、
私の体感値だと顧客全体の1%くらいです。
残りの99%は、誰にも話さないお客さんなので、
情報共有をわざわざ法則に入れる必要はありません。
では、なぜ電通はAISASという法則を提唱して
しかも商標登録までしたのでしょうか?
その理由は簡単で、新しい法則を提唱すると
情報弱者をカモにできるからです(笑)。
情報弱者ほど、新しい法則に注意を引かれて
思わずお金を払ってしまうんですよね。
新しい法則は、時代の風化に耐えていないので
極めて怪しいのですが、情報弱者はそれに気づかず
コンサルティング契約を結んでしまうのです。
ですので、コンサルティング会社はこぞって
新しいマーケティング用語を作るという
汚い手口を使うのです(笑)。