こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今のインターネットマーケティングの
ノウハウなどを読んでみると、
「あなたの、キャラクター(=人となり)を
メールマガジンやYouTube、Facebookなどで
どんどん公開していきましょう」
といったことが書かれている場合が多いです。
あなたのことを好きになった人が
あなたから買ってくれるようになる、
というわけですが、
私はこれに対して異を唱えたいと思います。
それは、キャラクターを出し過ぎると
一発屋になるからです。
キャラクタービジネスの方が
爆発的に、短期間で人気も得やすいですが、
その一方で、短命になってしまいます。
確かに、あなたのことが好きな人は、
あなたから商品を買ってくれるかもしれません。
しかし、この場合、あなたの顧客は
あなたよりももっと好きな人を見つけた時点で、
あなたのもとを去っていくでしょう。
テレビ番組の、お笑い芸人の栄枯盛衰を見れば
分かると思います。
どんどん見た目が派手な人が出てきて、
同時に古い人が消えていっていますよね。
(しかも、派手な見た目はエスカレートしています。)
キャラクタービジネスの場合、
最初は「いかに目立つのか?」なのですが、
目立ち続けるのは非常に難しい。
では、どうすればいいかというと、
顧客に対してキャラクター(=人となり)ではなく、
ファンクション(=機能)を提供するのです。
例えば、私はもう10年近く、Gメールという
無料のメールサービスを使っていますが、
この理由は簡単です。
とにかく、Gメールの機能が優れているからです。
別にGメールのキャラクターが
好きだからではありません。
ただ、使いやすいから。
理由はそれだけ。
昨今、インターネットのマーケティングは、
見た目がエスカレートしていくお笑い芸人の様相で、
キャラクタービジネスが行き過ぎている、と感じます。
そういったテクニックに走らずに、Gメールのように、
顧客にファンクション(=機能)を安定して提供し続けないと、
一発屋になってしまいますね。
偶然、キャラクターが当たっただけの人で
ファンクションが優れていない人は
数年後、消えているでしょう。