こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前、とある自己啓発書を読んでいたら
やたらと「科学的」という言葉が並んでいました。
「この方法は『科学的』な目標設定法です」とか、
「これをすれば、『科学的』に成功できます」とか。
こういう文言を読んでしまうと、
心理学の専門家として、私は思うわけです。
「ああ、この人、科学コンプレックスなのね」と(笑)。
その人の劣等感やコンプレックスをバッサリ斬ると、
つまり、こういうことです。
・その著者はあまり論理的ではないし、理系でもない
・そして、そんな自分を恥ずかしいと思っている
・場合によっては学歴コンプレックスの可能性もある
わかりますか?
何かにやたらとこだわるのは、
そこにコンプレックスや劣等感があるのです。
そもそも、科学的の「的」が意味するものは、
辞書を引いてみればわかりますが
「的」=それらしい、そのようなようすの
なので、科学的ということは科学ではないのです(笑)。
事実、その本を読んでみても
科学どころか自分の体験談や思い込みばかりで
科学からかけ離れた内容でした(笑)。
また、本当に論理的な人は、
自分で「科学的」を連呼しなくても
周りの人が勝手に気づいてくれます。
私は理系人間ですが、今までの人生で
「理系ですよね?」と聞かれたことしかなく、
「文系」と言われたことは一度もありません。
他の例をあげましょうか。
自己啓発のセミナーに行くと、
幸薄そうな参加者が多いですよね。
ご存知かもしれませんが、自己啓発セミナーでは
「偽りのセルフイメージ」を作るために
講師が参加者にニックネームを作らせることがあります。
私が気づいたことは、幸薄そうな人ほど
自分のニックネームを「ハッピー」にするということ。
要は、自分が今幸せではないから
自分のニックネームを「ハッピー」にするわけです。
しかし、「ハッピー」という名前とは裏腹に
その人からにじみ出るアンハッピー感(笑)。
・笑顔が少なく、そもそも喜怒哀楽も薄い
・いつもオドオドしていて人の目を気にしている
・表情がとても硬く、「私なんて」が口グセ
ですが、本当に幸せな人は、
「ハッピー」とわざわざ言わなくても
ハッピー感がにじみ出ますよね。
何かにやたらとこだわるのは、
そこにコンプレックスや劣等感がある。
そういう人には「ビジネス心理学」の記事を
勧めてあげてください。