こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
色々なビジネスを見続けていると、
ある会社のビジネスモデルを聞いた瞬間に
それが儲かりそうかどうかを一瞬で予想できます。
たとえば、先日私が聞いたのは
「輸出および輸入のECのコンサルティング」の会社です。
私はこのビジネスモデルを聞いた時に
「あちゃー、これは儲からなさそうだ」と一瞬で感じました。
その理由は簡単で、手を広げすぎていて
専門化できないからです。
せめて、SEOやPPC広告など、
一部の集客法だけに専門化すればいいのに、
ECに関すること全てに手を出してしまっているのです。
つまり、全方位で範囲が広いために
知識やスキルを蓄積するのに時間がかかります。
しかし、ビジネスで利益を出すためには
全方位とは逆で、絞り込みが必要になります。
何かの分野に専門化して、
他の会社よりもうまくできるようになることで、
付加価値をつけて利益を出すのが基本です。
「輸出および輸入のECのコンサルティング」の場合、
全方位なビジネスモデルで専門化ができないので、
この時点で敗北なんですよね。
さらに付け加えて書くなら、輸入だけでなく、
輸出ビジネスの支援もしていることも敗因です。
輸出ビジネスで成功するには、
売る商品のエンドユーザーがいる相手の国について
熟知していないといけない。
しかし、私たちのような日本で生まれ育った人が、
相手の国の法律や商習慣、集客法などについて
あらゆることを熟知できるでしょうか?
時間とお金をかけてゼロから勉強することになるので
それは非常に時間がかかります。
一方で、輸入ビジネスであれば
売る商品のエンドユーザーは日本人なので、
日本のことを知ってさえいればいい。
これは非常に簡単です。
私たちは日本で生まれ育ったので、
日本の法律や商習慣、集客法などについて
勉強せずともよく知っているからです。
そう考えてみると、輸出ビジネスと輸入ビジネスでは
輸入ビジネスのほうがはるかに簡単なのです。
つまり、輸出ビジネスは難易度が高いわけで、
利益を出しにくいのですね。
「輸出および輸入のECのコンサルティング」ではなく、
「何かに特化した輸入ビジネス」であれば
もっと難易度が下がるだろうにと感じます。