こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前参加したSEOのセミナーで、
講師が2人いたのですが、面白いことを話していました。
1人目の講師は、検索エンジンから評価されるためには
質の高い記事が必要なので自分が得意なことを書いた方がいい、
と言っていました。
2人目の講師はそれとは正反対で、
得意でなくてもお金になりやすいテーマを書いた方がいい、
と言っていたのです。
言っていることが正反対で、興味深いと感じました。
真実はこうですね。
質の高い記事を書けば、(その人が得意でなくても)
検索エンジンでは上位に表示される。
しかし、アクセスが集まったあとは
どれくらいお金になりやすいテーマかどうかで収入額が決まる。
私からすると2人のセミナー講師の前提となっている
性格や能力が大きく違うと感じました。
1人目の講師は、自分の得意な分野が
実はもともとお金になりやすい分野で、
興味があることならいくらでも文章を書けるタイプでした。
2人目の講師は、あまり得意な分野なんてないが、
強い好き嫌いもない性格でコツコツとした単純労働なら
何年もずっと続けられるタイプだったのです。
ですから、SEOという山の登り方で、正反対のルートなのに
両者とも成功しているのです。
それでは、今日の結論です。
心理学的に言うと、私たち人間には、
「私と同じような性格や能力をみんなも持っているはずだ!」
という認知バイアス(認知のゆがみ)があります。
そのため、自分にとっての成功法則を
他の人にも押し付けてしまいがちです。
つまり、世の中には色々な成功法則がありますが、
それを学ぶ前に相手をよく見て欲しいのです。
・この人はどんな性格なんだろう?
・この人はどんな能力を持っているんだろう?
と考えてみて、自分に近い人から学ぶといいでしょう。