こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
前回の「自慢を嫌う若者たち」は、
女性からのご返信が非常に多く、
逆に男性からのご返信がゼロでした。
私のメルマガは男女比は6:4くらいで
男性の方が多いので、ちょっと珍しい状況でした。(笑)
さて、私たちの感情というのは、
相手のレベルに合わせて、
(1)同情 → (2)承認 → (3)嫉妬 → (4)尊敬
というように移っていきます。
(※これは、私の経験則です。)
相手のレベルが、自分よりも低いときは同情し、
その人が、自分と同じレベルになったら承認し、
さらに、自分を少し超えたら嫉妬するのです。
そして、相手が自分をはるかに追い越して、
一生かけても手が届かないと感じたら
嫉妬するのをあきらめて、尊敬するのです。
最近の若者が、自慢や上から目線を嫌う心理は、
このあたりにある、というのが私の仮説です。
つまり、最近の若者は
「私もやればできる。周りの人を超えられる」
と心のどこかで思っているというわけです。
自分より下のレベルだと思っている人が、
自分よりも、はるかにすごい結果を出している、
だからこそ、嫉妬してしまうのですね。
ですが、「私もやればできる」と思うのは、
心理学的に言うと、誇大化した自己像であり、
幼稚性の証拠です。
ご参考:感謝していない人の感謝
色々なことに挑戦して失敗し、痛い目にあって
自分にはできないことがあると悟り、
身の丈を知っていくことが成長です。
ですから、最近の若者かどうかにかかわらず、
「私もやればできる。周りの人を超えられる」
というような幼稚な心理を持っている人は
自慢をしている人を見るたびに嫉妬する、
ということになります。
面白いですね。