こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
世の中には自己肯定感が低く、
「私は幸せを受け取ってはいけない」
と思っている人がたくさんいます。
たとえば、あぶく銭を稼ぐと
なんだか気持ち悪くなって無駄使いしたり、
他人にあげてしまったりします。
こういった自己肯定感が低い人は、
幸せが自分のところにやってきても自分で受け取らず、
その幸せを人に与えようとします。
いいえ、残酷な真実を言いましょうか。
彼らは人に幸せを与えようとしているのではありません。
「私は幸せを受け取ってはいけない」と思っているので
自分のところにやってきた幸せが気持ち悪くて、
おもはゆくてしょうがないのです。
その結果、その幸せを与える格好にはなっていますが、
実際のところ、自分のところにやってきた幸せを
手放しているだけなのです。
私には、そういった自己肯定感が低い人の心が
見えてしまうのです。
なぜなら、私も昔はそうだったから。
セールスというのは高潔な仕事で、
そういった自己肯定感が低い人にたいして
幸せになる許可を与えてあげる仕事です。
たとえば、マーケティングのノウハウを売る際には
このように言います。
「このノウハウを実践して、お金を稼いで、
まずは家族を旅行に連れて行ったらどうですか?
あるいは、親孝行をしてもいいかもしれません」
つまり、自分が幸せになる許可を出していない人は
自分のところに来た幸せを誰かに受け流してしまうので、
それを前提にセールストークを作るわけですね。
「この人はまだ、幸せを受け取れないけれど、
せめてこの人の家族が幸せになればいいな」
という祈りをこめて、「言い訳」を作ってあげるのです。
そして、
「幸せになった家族の様子を見て、
今度は自分を幸せにする許可を出してね」
そう思ってセールスをしているわけです。
セールスとは、幸せの許可を出してあげる仕事なのです。