こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
アメリカのマーケティング・コンサルタントで、
ダン・ケネディという人がいます。
彼は日本でもファンが多く、
10冊以上のマーケティング書を書いていて、
マーケティングの教材もたくさん販売しています。
彼が教えていることは山程あるのですが、
彼の教えの中で、私が最も重要だと考えているものがあります。
それは、「3Mの法則」です。
これが、彼が教えていることの中で、
最も抽象的な概念で、最も本質的な内容です。
そして、彼が教えている他のマーケティングの内容
(例えばコピーライティングの書き方や広告の打ち方など)は、
ほとんどすべてこの「3Mの法則」の下位概念です。
言い方を変えると、「3Mの法則」を実践することが
「80%の結果につながる20%の原因」であり、
それ以外の彼の教えは、ノイズ(雑音)です。
それは、「3Mの法則」だけが唯一、
マーケティングの全体像、総論を表している
ダン・ケネディの教えだからです。
一方、それ以外で彼が教えている多くの内容は、
ただの各論であり、重要度がきわめて低いノイズです。
私は、本質パラノイアなので、
ものごとの本質にだけ興味があり、
ノイズには興味をみじんも持てない人間です(笑)。
結果を出したいなら、本質だけに集中し、
「80%の結果につながる20%の原因」だけを
突き詰めて実践すればいい! そう考えているからです。
逆に、本質にこだわりがない情報弱者は、
「20%の結果につながる80%の原因」を色々と学んで
ノウハウコレクターになってしまうでしょう。
ノウハウコレクターとは、ノイズコレクターなのです。
いつの時代も、ビジネスの世界では、
抽象的な「本質」を知って実践している人間と、
そうでない人間が戦ったら、前者が必ず勝ちます。
たしかに、ダン・ケネディというのは、
ビジネスで結果を出しやすいマーケティングの方法を
教えてくれるコンサルタントです。
ですが、彼から学んでいる人の多くが、
本質ではない、ノイズばかりを学ぼうとして、
結果を出せない様子を見ると、とにかく残念ですね。
※ダン・ケネディの「3Mの法則」については、
長くなるので、また明日、私なりに解説します。