こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
情報時代が進んでいくと、
人と人とが横並びになる関係が強くなっていきます。
先日、小中学生が、学校の先生や親に対して
「タメ口」をしていることがニュースになっていましたが
これもその一例です。
あるいは、
大企業の社長と、その会社の新入社員が
横並びで「友達」になれる関係です。
それは、あくまでインターネット上の「友達」であって、
実際の友達ではないのですが、若者は社長のことを
友達感覚で見ているのでしょう。
その結果、何が起こっているのか?
若者は、上から目線と、自慢を嫌うようになりました。
例えば、出版はその典型例ですね。
大企業の社長が書いた本であっても、
上から目線の表現や、自慢の表現が多いと
それだけで売れなくなってきているのです。
ベストセラーになった『夢をかなえるゾウ』という
自己啓発の本がありますが、あの本は、
・上から目線をなくすために、
少しボケたところがあるゾウのキャラクターを出し、
・自慢をなくすために、作り話にしている、
ということを知っていますか?
それくらい、若者は上から目線と、自慢を嫌っているのです。
私は先日、とある経営者の本を読みましたが、
その中には、上から目線の表現や、自慢の表現が
非常にたくさんありました。
「これはきっと、Amazonでの評価が低いだろうな」
と思って、Amazonでその本のページを見ていると、
★1つがたくさん並んでいました。
予想どおり。(笑)
私も含めて、本を出したいという人の多くは、
劣等感のカタマリで、出版することで
自己顕示欲を満たそうとしているわけですから、
「ちょっとくらいの上から目線や、自慢くらい
流してあげればいいのに……」
と私は思うのですが、横並びを好む若者たちには
それらが鼻につく、というわけです。
これからの時代、本だけなく、
メールマガジンやブログで情報発信するとしても、
横並びを意識することが重要になってくるでしょうね。
横並びを意識できない人たちは、
若者から批判される運命にあります。