こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日のメールマガジンについて、
素晴らしいご質問がありましたので、
今日はそのメールをご紹介します。
今回のメルマガでは、
キャラクタービジネスが危険であり、
キャラクター(人となり)で勝負すると一発屋になるから、ファンクション(機能性)を磨いて勝負するべき、
と書いていましたが、ファンクションに関しても、
それを上回る機能のコンテンツが出てきたら乗り換えられ、廃れてしまうのは同じではないでしょうか。
できれば、その相馬さんの考えるファンクションと、
他では真似できないような本物のファンクションを
見極めて構築する方法などがあれば、教えていただきたいです。
ありがとうございます。
こういう質の高いご質問を頂くと、
メールマガジンを書いている者として、
冥利に尽きる思いですね。
これは、ビジネスを既にしている方なら
わかると思いますが、
持続的な競争優位性をもたらしてくれるものは、
創業者の「情熱がある分野」しかないのです。
つまり、他では真似できないような本物の
ファンクションというのは、
創業者の情熱がある分野のファンクションなのです。
例えば、私の過去のストーリーは、
以前、こちらで書いたとおりですが、
私は心理学について、並々ならぬ情熱を持っています。
『相馬一進の物語』
このように、心理学への情熱があるからこそ、
これからも私は心理学を勉強し続けられるので、
心理学というファンクションを改善しつづけられるのです。
逆に、あなたが情熱を持てない分野は、
仮に今、まったく競合がいなかったとしても、
そのうちに競合が現れ、追いつかれ、逆転されます。
例えば、以前お会いしたマーケティングコンサルタントは、
心理学のバックボーンが有るように見せるために、
「私は最新の心理学を学んでいます」
と言って、差別化をしようとしていました。
ですが、そんなファンクションなんて、
すぐに追いつかれ、逆転されます。
※その人が、最新の心理学を学んでいるかどうかは、
マニアックな質問を1つすれば、すぐに分かりますので
ぜひ試してみて下さい。(笑)
その質問とは、
「あなたが、心理学の知識を最新のものにするために、
昨年(2014年)
です。
ちゃんとした心理学の専門家であれば、
『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』
と答えるでしょう。
DSMというのは、心理学の専門家はみなさんご存知の、
『精神障害の診断と統計マニュアル』のことで、
これが昨年、なんと19年ぶりに改訂されたのです!
もし、この本でなければ、最低でも
mini版の、こちらは読んでいることでしょう。
DSMは、1994年以来の改訂なので、
最新の心理学へアップデートするためには
これらの本のどちらかが必須のはずですが、
ほとんどのマーケティングコンサルタントは、
この本の存在はおろか、DSMさえ知らないでしょう。(苦笑)
ですので、私からすると、
そのマーケティングコンサルタントなんて
心理学について無知すぎて、競争相手にもならないのです。
先ほどの本は、どちらとも、全部を読む必要はないですが、
これらに書いてある内容を理解するには、
心理学の専門知識が相当にないとまず無理です。
そして、それだけの専門知識を身につけるには、
心理学に対する狂気じみた情熱がなければ
まず無理のはずです。
これらの例で、お感じになったと思います。
持続的に競争優位性をもたらすファンクションは、
あなたが持続的に情熱を持てる分野からしか
生まれない、ということです。
これらについては、
私が「自分最適ビジネス」の講座で
既に解説している通りです。
※また、その持続的に情熱を持てる分野を見つけるには、
「自分最適ビジネス」の特典となっている、
「質問テンプレート」をやってみて下さい。
もちろん、諸行無常のこの世界ですから、
ずっと競争優位性を維持することはできませんが、
少なくともあなたの情熱がないところでは
本物のファンクションは生まれ得ない、のです。
あなたが情熱を持てない分野のファンクションは、
本当に情熱を持っている専門家のファンクションに
一瞬で乗り換えられてしまうわけですね。