こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日のテーマは、稲盛和夫さんのファンや、
盛和塾などに入っている方に怒られそうな内容です。(苦笑)
言いたいのは、結局、ビジネスというのは
生きている間の暇つぶし、ということです。
例え、どんなにお金を稼いだところで、
死んでしまったら、あの世には持っていけません。
また、大きな会社を作ったところで、
ほとんどの会社は二代目、三代目あたりで潰れます。
「絶対に潰れない」と思われていた大企業が
今日、どんどん傾いていることを考えると、
盛者必衰を痛感させられますよね。
世の中には、
「私がこの業界にいなければ、不幸になるお客さんがいる!」
みたいな、強い信念を持って
ビジネスに取り組んでいる方もいます。
が、私に言わせれば、ただの思い込みですね。
株式市場と同じです。
株式市場というのは、「ほぼ」効率的に動いていて、
もし小さな歪(ゆが)みが発生したとしても、
すぐにプロの投資家がその歪みを埋めてしまいます。
つまり、市場の小さな歪みから
プロの投資家がお金を吸い出すので、
その後は、効率的な市場になるのです。
ビジネスの市場も同じようなもので、
「ほぼ」効率的に動いています。
例えば、どこかの会社が潰れたとしたら、
その瞬間、満たされていない需要が生まれます。
しかし、その需要というのは、
遅かれ早かれ、他の競合に吸い取られるだけで、
すぐになくなります。
まあ、そんなもんですよ。
ある会社が潰れたところで、
その会社のお客さんが悲しむのは、
せいぜい数週間です。
数カ月後には、ケロッと忘れて
他の会社の商品を買っているでしょうね。
ビジネスの市場も、「ほぼ」効率的にできていて、
あなたが歪みを埋められなかったとしても、
競合がその歪みを埋めてくれます。
必要以上に気張ってしまい、
ビジネスをいつまでも始められない方は、
「結局、ビジネスは暇つぶし」
と考えると、楽にスタートを切れますね。