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AIと会話して正解に至らない理由

AI活用法

2026年4月16日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。


前回から、「AIでこう調べろ」という
シリーズ形式の記事を書いています。


第1回目は、
AIの回答を鵜呑みにしてはいけない理由と、
条件を段階的に与えることによって
AIの回答精度が劇的に上がるという話をしました。


もしまだ読んでいないなら、
ぜひ前回の記事から読んでみてください。


ただ、条件を段階的に与えて
精度の高い回答を引き出せたとしても、
その回答をそのまま信じて動くのは危険です。


第2回目では、なぜ危険なのかと、
どうすればAIの回答を現実で使えるレベルにまで
引き上げられるのかを詳しくお伝えします。


ぜひ最後まで読んでください。

 

 

=======================

『 AIでこう調べろ(第2回目)』
 AIと会話して正解に至らない理由

=======================


では、さっそく結論からお伝えします。


AIの回答精度を大きく高めるためのステップ2は、
「AIを考えるサポート役にする」です。


AIを使い始めたばかりの人が、
よくやる失敗があります。


何だと思いますか?


それは「AIと会話を続けていれば、
いつかAIが完璧な答えを出してくれるはずだ」と
考えてしまうことです。


たとえば沖縄旅行を計画するときなら、
「会話を続けていれば、いつかAIが
完璧な旅行プランを作ってくれるはずだ」
という勘違いです。


これ、かなり危険な考え方です。


なぜなら、完璧な旅行プランは
AIでは絶対に作れないからです。


AIは情報を整理することは得意です。


でも、現実世界をAIが完全に理解することは
できないでしょ?


つまりAIといくら会話を続けても、
最終的に現実で成立するプランになるかどうかまでは
保証できないんです。


たしかに、AIは「それっぽいプラン」なら出してきます。


美ら海水族館、国際通り、沖縄そばの有名店、
スキューバダイビング……などなど、
一見するととても良さそうなプランに見えます。


でも、そのプランをよく調べてみると問題が出てきます。


移動時間が長すぎて現実的ではなかったり、
天気によっては成立しないスケジュールになっていたりします。


つまり、AIの回答は
現実世界で本当に成立するかどうかまでは
保証できないのです。


当たり前ですよね。

 

では、この「本質的な理由」は何でしょうか?


それは、AIの能力には得意な領域と
苦手な領域があるからです。


これを研究したのが、
ハーバード・ビジネス・スクールと
ボストン・コンサルティング・グループです。


Navigating the Jagged Technological Frontier: Field Experimental Evidence of the Effects of AI on Knowledge Worker Productivity and Quality
https://www.hbs.edu/faculty/Pages/item.aspx?num=64700


ご存知、ハーバード・ビジネス・スクールは
世界トップクラスの経営大学院です。


ボストン・コンサルティング・グループは
世界三大コンサルティングファームの一つです。


つまり、どちらもビジネスの最前線にいる専門家たちです。


この研究ではAIの能力の限界が
実験によって検証されました。


AIは情報整理やアイデア出し、
文章作成のような仕事がとても得意です。


一方、現実世界の細かい制約をすべて考えるのは苦手です。


たとえば、交通渋滞や観光地の混雑状況などは、
予測することがヘタクソです。

 

では、AIガチ勢はAIをどう使っているのでしょうか。


AIガチ勢はAIを、
「完璧な答えを作る機械」として使いません。


それはAI弱者ムーブです。


AIを「考えるサポート役」として使うのが、
AIガチ勢ムーブなんです。


たとえば沖縄旅行なら、
AIに「完璧な旅行プラン」を作らせるのではなく、
「この旅行プランでトラブルが起きそうな条件」
を出してもらいます。


AIに「この旅行プランがうまくいかない可能性を
挙げてください」と聞くわけです。


するとAIは「雨で屋外の観光が難しくなる」
「移動時間が長すぎる」「観光地の混雑」
「疲れてしまって、ホテルでゆっくり休みたくなる」
などの可能性を挙げてきます。


AIは現実世界のすべてを理解することはできません。


でも、「どこで現実とズレる可能性があるのか」
を見つけることはできます。


そのズレをあなたが修正していくことで、
完璧ではないけれど、
かなりいい感じの旅行プランに近づきます。


そういう意味で、AIはカーナビに少し似ています。


カーナビは目的地までのルートを
提案してくれます。


ドライブ開始時に到着予想時刻も計算してくれます。


でも、その当初の予想時刻の通りに到着することって、
あまりないですよね?


たとえば、予想外の渋滞ってあるじゃないですか?


あるいは、ドライブの途中でトイレに行きたくなって、
コンビニに寄るとかってありますよね?


そういうことが起きるたびに、
到着予想時刻はどんどんズレていきます。


AIもそれと同じで、細かな現実世界のことまでは
予想してくれないんです。


というか、予想できないのです。


なのでAIを使うときは、
まず「完璧な答え」を期待するというより、
「このプランが失敗する可能性」を
出してもらう方が役に立ちます。


そのあとであなたが判断します。


これを習慣にするだけで、
AIと上手に付き合っていくことができるのです。


このことをハーバード・ビジネス・スクールと
ボストン・コンサルティング・グループの論文は、
私たちに伝えてくれているのです。


AIガチ勢ほど、AI任せにしないということです。

 

なお、この研究については、別のシリーズ
「天才が実践しているAIの使い方ベスト5」で、
もっと詳しく説明しています。


アイデアが7倍、学習効率が2倍、生産性が1.4倍、
作業時間が4割減る。


そんな、天才的なAIの使い方をご紹介しているので、
まだ読んでいないなら、ぜひ4/9から始まる
全5回の記事も読んでみてください。


ともかく、これをやると、
かなりいいリサーチができるのですが、
AIガチ勢が本気を出すのはここからです。


まだまだ、あなたのAIの使い方は
ブラッシュアップできます。


=======================


以上、「AIでこう調べろ」の第2回目でした。


第3回目では、さらにあなたのAIでのリサーチを
プロレベルに引き上げる方法をお伝えします。


ぜひ楽しみにしていてください。

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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