こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「失敗は素晴らしい」ということが
自己啓発の文脈ではよく言われます。
たしかにビジネスに失敗はつきものですし、
失敗を気にせずに行動したほうがいいときはあります。
ただし、自己啓発の影響を受けすぎた人が
おかしな行動を取って「失敗も経験になる!」と
自己正当化している場合があります。
そういった失敗は「悪い失敗」であり、
私からすると全く褒められません。
たとえば、ビジネスの集客のために
自己流でSNSやブログを始める人がよくいます。
コピーライティングやアクセスアップの方法も学ばずに
誰にも読まれない投稿をするのです。
たとえば、誰の役にも立たない、面白くもない、
極めて独りよがりな内容です。
当然、誰も興味を示さないので集客にもつながらず、
インターネット上のゴミと化すわけです。
こうした悪い失敗はあまりにも質が低すぎます。
そもそも最初から失敗する必要がありません。
一方、良い失敗とは、
巨人の肩に乗って行動した場合です。
ご参考:巨人の肩に乗るとは?
たとえば、
「広告運用を学んで低額の広告を出してみたが
赤字になってしまった」といった失敗は素晴らしい。
その失敗のデータを検証したり、
専門家に見せて助言を受けたりすれば
次はより良い結果が出るでしょう。
そして、仮説検証を続けていけば、
成功確率は段々と上がっていくはずです。
こういった、「巨人の肩に乗っての失敗」の場合は、
どんどんしたほうがいいでしょう。
まさに良い失敗だと言えます。
結局のところ、良い失敗を怖がる必要もありませんが、
悪い失敗ばかりするのが偉いわけでもありません。
本当に重要なことは、巨人の肩に乗りながら
コツコツと努力し続けることなのです。
相馬一進