こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
お笑い芸人として成功した島田紳助さんは、
同時に寿司屋、喫茶店、お好み焼き屋など
飲食店のビジネスを始めました。
漫才やタレント業で十分な収入があるのに、
なぜ飲食店で起業をしたのか?
その答えを島田紳助さんは次のように語っていました。
「心の中に『たまたまちゃう?』
って言う自分がおんねん」
これはどういう意味かというと、
「自分がお笑い芸人として成功したのは、
たまたま(偶然)ではないか?」
といった疑念が
島田紳助さんにはあったということです。
つまり、
「自分の成功はたまたまではない。
実力で結果を出したのだ」
と確かめるために、
お笑い以外にも挑戦したというのです。
島田紳助さんはお笑いに関して頭脳派で、
戦略に自負があったと言います。
しかし、お笑いで結果を出しただけでは、
自分が過去に立てた戦略が正しかったのか
偶然の成功だったのかはわからない。
そのため、戦略の正しさを裏付けるために
飲食店を試したということですね。
さて、島田紳助さんとは少しちがいますが、
私も似たような感覚があります。
繰り返しお伝えしているとおり
「巨人の肩に乗る」という考え方を
私は強く信じています。
ご参考:巨人の肩に乗るとは?
自分は巨人の肩に乗って結果を出したし、
そしてこれからも結果を出せると考えている。
しかし、ときどき「本当にそうだろうか?」
という疑念が脳裏をよぎります。
「例外はないのだろうか?」
「他の人も巨人の肩に乗れば結果が出るのか?」
などと思うわけです。
島田紳助さんの言っていた
「たまたまちゃう?」と似た感覚でしょう。
だからこそ、その仮説検証をしてみたくて
いろいろなビジネスを続けています。
ハッキリ言って、
お金を稼ぐだけなら投資でも十分です。
それでもビジネスをする理由の1つは、
「巨人の肩に乗る」という考え方で
どこまで突き進められるか確かめたいからです。
もっとも、
島田紳助さんが芸能界を引退したのと同様に
いつか私も考えが変わるかもしれません。
それでも、今は現役でいたいと思っています。
相馬一進