こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昔、都内の空気が土色で、
移動中、先が全く見えなかったことがあります。
それに対して、ニュースで流れていたのは
「煙霧」(えんむ)
とのことでした。
これが、いわゆる「プロパガンダ」というもの
ではないかと思います。
つまり、意図的な情報操作ですね。
まず、煙霧とは何か?
煙(smoke:スモーク) + 霧(fog:フォグ) = 煙霧(smog:スモッグ)
もうお気づきでしょう。
和英辞典やWikipediaで調べれば分かりますが、
煙霧とはスモッグであり、
スモッグはほとんどの場合、光化学スモッグです。
ですが、光化学スモッグだけでは
大気はあそこまで黄色くはなりません。
それに、東京都環境局のデータでは
今年に入って一度も、光化学スモッグ注意報が
発令されていません。
http://www.ox.kankyo.metro.tokyo.jp/honjitu.php
ですから、昨日の煙霧も、
やはり黄砂と見るべきでしょう。
実際、気象庁の黄砂情報を見ても、
昨日の都内は視界2.0km未満という
ものすごい視界の悪さだったようです。
あくまで推測の域を出ませんが、
今回の報道は1つのプロパガンダだろうと。
あえて、間違った情報を流したのだと。
なぜ、黄砂や光化学スモッグと発表せずに、
煙霧という、私達にまったくなじみがない単語を
使って報道したのでしょうか?
ぜひ考えてみて下さいね。
情報洪水に溺れやすい時代だからこそ、
しっかりと自分で情報収集をして、
判断するようにしましょう。
生のデータはなかなか出回らないですが、
そういったデータを探して分析すると、
論理思考の練習になります。