こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私のことを昔からご存知のかたは
わかると思いますが、私は速読をすすめていません。
その理由は、速読の技術よりも、
不要な部分を飛ばし読みする技術や
そもそも良書を選ぶ技術のほうが重要だからです。
詳しくは過去に書いたので、下記を読んでください。
色々と書いていますが、重要なのは次の順です。
1.良書を選び、悪書を読まぬことがもっとも重要
2.読み始めて悪書だと思ったら損切りすることが次に重要
3.良書だった場合、総論をとらえてから各論を読む
そして、最近興味深かったのはこの英語の論文。
世の中には、色々な速読法がありますが、
それらはデタラメだと論破しています。
この論文で書かれていることは、
「速読するためには飛ばし読みしか方法がない」
ということですね。
周辺視野を広げるようなテクニックはまちがいであり、
飛ばし読みせずに読むスピードを上げようとすると、
理解力がいちじるしく落ちることも書かれています。
まあ、結局私がいつも言っていることが結論ですね。
本を速く読むためには、飛ばし読みをして、
読む量を削減すること以外にないのです。
速読術とは削読術。
削読術でない速読術は不可能。
速読をするには、読まない部分をバッサリと切り捨て、
つぎに読みたい部分に素早く目を動かして、
そこだけをじっくり読むこと。
これが、誰にでも実現可能な
唯一の速読法ということになります。