こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は、よく本を読んでいることを情報発信しているためか、
おすすめのビジネス書を聞かれることが多いです。
ですが、たった数冊の本を読んだくらいで
ビジネスで結果が出せるわけがないですので、
そういった質問には、まともに答えてきませんでした。
ただし、この本はお勧めです。
この本には、具体的なノウハウは書かれていませんが、
人間を動かす心理学など、原理原則が書かれています。
そう、原理原則が多く、具体的なノウハウが
書かれていない「からこそ」いいのです。
この本で、人を動かす心理学の全体像を学んだうえで、
マーケティングやセールス、コピーライティングを学ぶと
学習速度が格段に上がります。
これは、加速学習の本を開けば
必ず載っていることですが、
「総論 → 各論」
「全体像 → 部分」
「まとめ → 説明」
の順で学んだほうが、人間の脳は早く学習できます。
例えば、フォトリーディングなどの速読でもそうですね。
「総論 → 各論」
を意識して読んでいる方は
すぐに読書スピードが上がり、速読をマスターできます。
ですが、「ミカン集中法」とか、
速読のテクニックにこだわっている人は、
いつまで経っても速読ができるようにはなりません。
それくらい、「総論 → 各論」の順で読むというのは、
加速学習において重要なポイントなのです。
非常にシンプルで、たったこれだけなのですが、
「総論 → 各論」の順で読むだけで、
圧倒的に学習スピード、読書スピードが上がるのです。
人間の脳って面白いですよね。
つまり。
多くの人は、いきなり、マーケティングやセールス、
コピーライティングのテクニックを学び始めますが、
これは時間がもったいないです。
本当にもったいない。
まず、人を動かす原理原則の総論をおさえてから、
マーケティングやセールス、コピーライティングを
学んだ方がいいでしょう。
そういった意味で、人を動かす原理原則が書かれている
ビジネス書を読んだことがない方には
この本を強くお勧めしたいと思います。
『現代広告の心理技術101』
ドルー・エリック・ホイットマン(著)
販売の原理原則が書かれた名著である、
『影響力の武器』などを読んだことがない人は
ぜひ読んでみて下さい。
『影響力の武器』よりも実戦向けで、
ヒューリスティックスなどの新しい事例も多いです。
特に、起業や副業を考えていて、
物やサービスを売れるようになりたいという方。
ぜひ、こういった販売心理学の原理原則の本を
先に読んでから、色々なビジネス書を読んでみて下さい。
これだけで、理解のスピードが上がるので
本を読むのが楽しくなり、気がついたら
本をたくさん読めるようになっているでしょう。