こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
自己肯定感を高めたい人に
知っておいてほしいことがあります。
それは、「カウンセリングや心理療法のワークよりも
環境を変えたほうが自己肯定感が上がりやすい」
ということです。
というのも、自己肯定感の低さで悩む人は
カウンセリングを受けたり
心理療法を実践したりすることがあります。
もちろん、そういった方法で
メンタル改善に取り組むのは素晴らしいことです。
とくにエビデンスのある方法であれば、
続ければ続けるほどメンタルが変わっていきます。
ただ、前提として知っておいたほうがいいのは、
一時的に自己肯定感が上がったとしても
環境が悪いとリバウンドするという現実です。
なぜなら過去の記事にも書いたとおり、
人間は環境の奴隷だからです。
ご参考:人間は環境の奴隷
そのため、ブラック企業の社員のような
自己肯定感の低い人たちに囲まれていると
あなたの自己肯定感も下がりやすくなるのです。
たとえば、自己肯定感の低い人は
「すみません」「私のせいだ」などと
自分を否定する言い回しをよく使います。
あるいは、嫌な頼み事を引き受けたり、
自分のしたいことを我慢していたりします。
そういった人の近くにいると無意識に言動が似てきて
あなたの自己肯定感が下がりやすくなるのです。
これは例えるなら、どんなにキレイなミカンでも
青カビが生えたミカンの段ボール箱に入れたら
一緒にカビてしまうのと同じです。
一方、自己肯定感の高い人は
「ありがとう」「自分を褒めたい」など
自分を肯定する言い回しをよく使います。
また、嫌なことはハッキリと断ったり
夢に向かって行動していたりするでしょう。
そういった人から影響を受けると、
あなたも自己肯定感が上がりやすくなるのです。
こうした環境は、メンタル改善のワークや
カウンセリングよりも強く影響します。
実際の周りの人の言動から
「あ、自己肯定感が高い人ってこうするんだ」と、
直感的にわかるようになるからです。
無意識にも影響を受けますが、
もし意識的に自己肯定感の高い人をモノマネすれば、
より短い期間でメンタルが変わっていきます。
ですから、自己肯定感を上げたいときは
まずは環境を変えるのが重要です。
具体的には、転職や引っ越しをしたり、
自己肯定感の高い人がいるコミュニティーに
参加したりするといいでしょう。
言い換えると、環境を変えずに
心理学のお勉強だけをしていても
ろくにメンタルは変わらないので注意してください。