こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
講座の参加者を見ていて
「このままだとこの人は結果を出せないな」と
感じることがあります。
それは、その人が「新しい学び」にばかり
フォーカスしていたときです。
そういった人は、自分の知らない情報を聞くと
「新しい学びがありました!」と興奮し、
コカインを打ったように恍惚の表情を浮かべます(苦笑)。
逆に、知っている情報が多かった場合は
興味を失ったり不満げになったりするのです。
これは「知らない情報にだけ価値があって、
新しい学びさえあれば自分は結果が出せる」
というイタい考え方をしているせいでしょう。
ですが、私に言わせれば、この考え方をしている限り
ほとんどの分野で結果は出ません。
なぜなら、人生が変わるのは
新しい学びではなく新しい行動だからです。
というのも、本当に人生を変えるために必要な知識は
新しくないどころか古典である場合もよくあります。
たとえば、手紙やメールで反応を取るマーケティングを
ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)
と言いますよね?
このDRMの基礎は、100年以上前に
アメリカの行商人アーロン・モンゴメリー・ワードが
考案したときからほとんど変わっていません。
ビジネスをする人ならDRMは常識ですから、
「そんなの知っている」とか「新しい学びじゃない」
と感じるはずです。
ですが、DRMの基本を丁寧に実践すれば、
下手なトレンドのマーケティングよりも
いまだに大きな結果が出ます。
この例からもわかるとおり、新しい学びがなくても
あなたの結果につながる新しい行動を
どんどんおこなえばいいだけなのです。
だからこそ、もしセミナーに参加して
「新しい学びが“なかった”」と感じたら、
私であれば講師に感謝をします。
なぜなら、新しい学びがなかったということは、
「すでに知識は十分だから、あとは行動するだけだ」と
講師に背中を押してもらったのと同じだからです。
私なら「ありがとうございました!」お礼を言って
あとはどんどん行動していきます。
こういった視点がないのは自己啓発の悪弊です。
新しい学びばかりを求める自己啓発オタクは、
絶対に結果を出せません。