こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
世の中には、借金を過剰に恐れている人が多くいます。
というか、日本人の大半は
借金を過剰に恐れる人です(苦笑)。
それで、借金への恐怖の正体って、
金銭面よりもメンタル面の問題が
ほとんどなんですよね。
というのも、借金を過剰に恐れる人は、
次のように考えていることがよくあります。
・「借金ができたら人生は終わりだ」
・「借金をする人は成功できない」
・「借金をしているのは、劣った人間だ」
・「借金があると周りの人に見捨てられる」
・「借金をしている間は、1日も休んではいけない」
・「借金をしている人は、遊んではいけない」
他にもいろいろとありますが、
このように列挙してみると、
あなたも気づくのではないでしょうか。
そう、上記の考えはただの思い込みなのです。
言い換えると、認知のゆがみにすぎません。
たとえば、ある分野で天才的な人も
何かの事情で借金をつくることはあります。
それを返済して再起した人も大勢いるので、
一度借金ができたからといって、
成功できないことにはなりません。
借金があってもなくても、
人間性は変わりませんし、
劣等感を持つ必要もない。
また、「借金がある」というだけの理由で
自分を見下し、離れていく人は、
お金目当てのテイカー野郎です。
本当の友人や家族は、
むしろ助けてくれることでしょう。
あと、借金の返済が滞らない範囲では、
休んだり遊んだりしても、
まったく問題がありません。
自己肯定感の高い人は、借金の返済中も、
節約生活を楽しむことができるのです。
まあ、他人事のように書きましたが、
私自身、借金を恐れていた時期がありました。
実際、ビジネスが上手くいかなくて
知人にお金を借りたときは、劣等感を覚え、
自分を惨めに思っていたものです。
ただ、思い返すと、そのとき本当に苦しかったのは、
お金がないこと自体ではありませんでした。
前述の認知のゆがみが取れず、
自分の価値が感じられないのが、苦しかったのです。
そして、そういったメンタルの問題を自覚せず、
解決方法もわかっていませんでした。
今は収入に余裕がありますが、
もし借金ができたとしても、
当時ほど追い込まれることはないでしょう。
むしろ、利息が低い場合には
積極的に借り入れをしようとしているくらいです。
このように考えられるようになったのは、
本質的な心理学とビジネスを学び
コツコツと実践し続けてきたからだと思います。
逆に言うと、こうした知識がない人が、
必要以上に苦しい思いをしてしまうのです。