こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
講座やセミナーを何年か続けている講師が、
一度は口にする悩みがあります。
それは「自分のやっているビジネスは意味があるか?」
という虚無感を伴う悩みです。
たとえば、次のように悩む講師が多くいます。
・わかりやすく知識を伝えても、
実践してくれる参加者が少なくてむなしい
・あまり人生が変わらない参加者がいて
自分の講座に意味があるのかわからなくなる
・必死にアドバイスをしても、
行動する人は一握りしかいなくて寂しい
・自分が活動しても世の中が変わらない気がして
無力さを感じてきた
・結果の出なかった参加者が不幸になっていそうで
講座に価値があるのかわからなくなった
このように、自分のビジネスに対して
虚無感を覚えるわけですね。
とくに駆け出しの頃に強い理想を持っていた講師ほど
こうした悩みを抱えます。
なぜなら「参加者の人生を変えたい」といった理想と
「結果が出ない人もいる」という現実の
ギャップに気づいて愕然とするからです。
それで、このような講師が抱える虚無感は
ロタウイルスに似ていると私は感じています。
ロタウイルスとは、
ほとんどすべての人が幼少期にかかる病気です。
0歳から5歳ぐらいまでの間に大半の子どもは感染し、下痢や嘔吐などに苦しみます。
ですが、一度かかると免疫ができて、
その後はあまり発症しなくなるのです。
前述の講師の虚無感もロタウイルスに似ています。
講座やセミナーを数年ほど続けると、
ロタウイルスに感染したかのように
ほとんどの講師が虚無感に苦しみます。
ただ、少しするとその悩みから回復して
またビジネスができるようになる。
そして、ロタウイルスと同じように
一度かかると免疫ができて苦しまなくなります。
「そんな悩みもあったなあ」と
思い出話として話せるようになるのです。
もしあなたが講座やセミナーをしていて
今まさに虚無感を感じている場合は、
とてもつらいことでしょう。
私自身、講座ビジネスへの虚無感や無力感、
無価値感を覚えた時期があるので
その気持はわかります。
ですが、それは子どもがかかるロタウイルスと同じで、
一人前になるための通過儀礼なので
希望を持ってほしいとも思います。
ちなみに、講師がかかるロタウイルスを
私がどのような心境で乗り越えたのかですが……。
長くなったので今回は書かないことにします。