こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
起業や副業をはじめた人が
「私なんかが専門家と名乗っていいんでしょうか……」
と、ためらっていることがあります。
たとえば、ダイエットトレーナーであれば
「私はダイエットの専門家です」
と自称する必要がありますよね?
専門家であると名乗らなければ、
お客さんが来るわけがないからです。
ですが、このように専門家と名乗ることを
ためらう人がよくいます。
「もっと知識を増やさないと、
専門家と名乗る自信がありません」
などと言って勉強を続けてしまうのです。
結果、何年も本を読んだり、
セミナーに行ったり、資格を取ったりするばかりで
まるでビジネスが進まない人が多くいます。
こういった人に私がお伝えしたいのは
「いいから専門家と名乗れ!」ということです。
なぜなら、知識不足を言い訳にしていたら、
いつまでも専門家を名乗れなくなるからです。
というのも、人間は知識が増えるほど
無知を自覚するからです。
勉強すればするほど、
「◯◯のスキルもない。△△の知識も足りていない」
とわかっていくのです。
言い換えると、何も学んでいない人ほど
自分を過大評価するとも言えます。
以前、別の記事にも書いたのですが、
ダニング=クルーガー効果という心理学用語があります。
これは、簡単に言えば
「愚か者ほど自分の能力を過大評価する」
という認知のゆがみのことです。
ご参考:根拠のない自信は愚か者の証拠
つまり、初心者のほうが自分を過大評価し、
中級者以上のほうが謙虚になる傾向があるわけです。
その意味では、勉強熱心な人が
自分を専門家だと名乗るのをためらうのは
当然のことかもしれません。
ですがだからこそ、知識不足だと感じても
「私は専門家です」と名乗ってみてください。
なぜなら、知識が増えるほど無知を自覚し、
専門家と名乗るタイミングを逃してしまうからです。
現時点で素人よりは知識やスキルがあるなら、
あなたはお客さんの役に立てるはずです。
お客さんにサービス提供をして経験を積みながら、
売上を勉強に再投資したほうが
間違いなく短期間でスキルアップもできます。
今のあなたが専門家だと名乗ることを
自分で許可してあげてください。