こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
前回は、セールスコピーライターとして
成功しやすい資質(サイコパス性)を持っているのは
女性よりも男性のほうが多いと書きました。
ですので、過度な一般化はしませんが、
セールスコピーライティングは
女性のほうが苦手な「傾向」にあります。
実際、コピーライティングのセミナーに行くと
「ここはもしかして男湯か?」と思うくらいに
会場は男性ばかりです(笑)。
では、コピーライティングが苦手な女性がいたとして、
その人はライティングの仕事ができないのでしょうか?
いいえ、できます。
その1つはゴーストライティングです。
もちろん、性差よりも個人差のほうが大きいので
過度な一般化をするつもりはありませんが、
ゴーストライティングは女性向きです。
なぜなら、ゴーストライティングのほうが
セールスライティングよりも
「共感性」が重要になってくるからです。
ご存知のとおり、ゴーストライターって
本人に憑依(ひょうい)するかのように
なりきって文章を書きますよね。
私のまわりでもゴーストライターは
男性よりも女性のほうがはるかに多いです。
今度は、まるで女湯です(笑)。
以上の話は、脳科学で説明がつきます。
ゴーストライターはホットな感情の人に向いています。
感情を作る大脳辺縁系に近い部位である、
副内側前頭前皮質(ふくないそくぜんとうぜんひしつ)や
眼窩前頭前皮質(がんかぜんとうぜんひしつ)が優位な人ですね。
この部位の活動が高い人ほど共感性が高く、
まるで本人に乗り移ったかのように
ゴーストライティングができるのです。
しかし、セールスコピーライティングのような
感情を揺さぶる文章を書くとしんどくなります。
なぜなら、読者が感じる精神的な苦痛に対し、
自分もとらわれてしまうからです。
一方、セールスコピーライティングは
クールな理性の人に向いています。
思考を制御するネットワークである
背外側前頭前皮質(はいがいぞくぜんとうぜんひしつ)や
前帯状皮質(ぜんたいじょうひしつ)が優位な人ですね。
この部位の活動が活発な人は、
相手の心を精緻に読むことできるので
セールスコピーライティングに向きます。
一方で、共感性が薄い場合は
ゴーストライティングは苦手になるでしょう。
今日は少しむずかしい話だったので、
内容を3点に要約してみましょう。
1.
セールスコピーライティングは、
共感性が低く、かつ相手の感情が読める
クールな理性の人(サイコパス)に有利である。
2.
一方で、ゴーストライティングは共感性が高い、
ホットな感情の人(エンパス)に向いている。
3.
前者の資質を持つ人は男性に多く、
後者の資質を持つ人は女性に多いが、
性差よりも個人差のほうがはるかに大きい。
以上のような原理原則を知っていると、
自分に向いている仕事を探したり、
誰かに仕事を依頼したりするときのヒントになりますね。