こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日、私の昔の話を書いたところ、
大きな反響がありました……
そういえば、また1つ、昔のことを思い出したので
今日も書いてみますね。
私は20代の頃、営業の神様と呼ばれる、
ブライアン・トレーシーの、
「達成の心理学」というオーディオプログラムを購入しました。
ブライアン・トレーシーとは、
おそらく、歴史上でもっとも多くの
億万長者のセールスマンを生み出した人物です。
この「達成の心理学」というプログラムは、
テクニックのようなものは一切なく、何十時間も
「目標達成できる人のメンタルとはどういうものか?」
を延々と語られるものでした。
もちろん、心理学についてそれなりに学んだ
今の私からすると、そのプログラムで語られる心理学は、
どちらかというと、
「心理学というよりは、ただの成功哲学」(笑)
なのですが、それでも有効な知見は多く、
今でも折にふれて見返す時があります。
そう、ブライアン・トレーシーは
私のメンターの1人なのです。
さて……
今日は、そんなブライアン・トレーシーの言葉で、
1つ、思い出したことがありました。
それは、ブライアン・トレーシーのこの言葉。
「“否定的な習慣”がなぜ生まれるのか?
その出発点は、親からの激しい叱責や、
親からの愛の欠乏である」
というもの。
そして、真の愛情とは、
1.両親が自分自身を愛していること
2.両親が互いに愛し合っていること
3.両親が子供を心から愛していること
の3つだと言っていました。
そして、これがないと、子供には
「自分は大した価値がない」
という無価値感や罪悪感が生まれるとのことでした。
当時、この言葉にはハッとさせられましたが、
なかなか、深いですよね。
そう、実は、
「どんな行動をするのか?」という「行動習慣」よりも、
「普段、どんな思考をしているのか?」という
「思考習慣」の方が、はるかに重要なのです。
自分自身が、
「自分は成功するのに相応しくない」とか、
「自分は、お金を受け取る価値がない」とか、
そういった無価値感や罪悪感の「思考習慣」を持っていれば
残念ながら、どんなノウハウを学んでも
結果は出せないでしょうね。
私自身、「お金の心理学」というプログラムを
今開催していますが、極端な言い方をすると、
「思考習慣がダメな人は、ノウハウを学んでも
それを行動習慣に落としこむことができないので、
そもそもノウハウを学ぶお金と時間は無駄になる」
と感じることも少なくありません。
「習慣」というのは、地味なものですし、
よほど、センスの良い人でないと
この大切さに気づきません。
例え、『7つの習慣』のスティーブン・R.コヴィー博士が
「思いの種を蒔き、行動を刈り取り、
行動の種を蒔いて習慣を刈り取る。
習慣の種を蒔き、人格を刈り取り、
人格の種を蒔いて人生を刈り取る」
と言っていたとしても、です。
そういう意味で、昨日の内容に対して
大きな反響があったということは、
私の読者の方は、とてもセンスがいいのだと思います。