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イカダを降りろ!

ビジネス

2021年4月29日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

一人でビジネスをしている人が、
次のように言っていることがあります。

「私は今の小さなビジネスでいいんです。
売上を大きくするのも大変なので、
今後ものんびりと生活していきます」

 

こういった人は、まるで大海原で
小さなイカダに乗っているように私には見えます。

 

 

イカダを飲み込む荒波が迫っているのに、
「今のままでいい」と一人でオールを漕いでいる。

そんな危なっかしさを感じるのです。

 

一人でのビジネスがなぜ危険なのか、
あなたはわかりますか?

それは、多様性がないため、
時代の変化に弱くなるからです。

 

たとえば、もし数人の仲間がいたら、
当然ながら強みがバラバラになりますよね?

 

デザインの才能がある人、文章が得意な人、
広告に強い人、プログラミングができる人、
セールスが上手い人など多様なメンバーになるでしょう。

 

また外向的な人、内向的な人、楽観的な人、
警戒心のある人、共感性の高い人、我が強い人など
性格もバラバラになるはずです。

 

すると、時代の変化によって問題が起きても、
協力し合って解決しやすくなります。

オフラインの営業に苦戦しても、
代わりにオンラインで集客できるなど、
別の方法で困難を乗り越えられるのです。

 

これは、少人数のイカダよりも、
大人数のクルーザーのほうが安定するのと似ています。

巨大な船体に乗員の重みが分散するので、
クルーザーは安定するのです。

 

逆にどんな天才でも、イカダに乗っていては、
クルーザーのようには安定しません。

 

外向的な人は内向的になれないように、
強みや性格はトレードオフなので、
一人では絶対に多様性がつくれないからです。

 

こうした原則があるにもかかわらず、
いつまで一人でビジネスを続ける人が本当に多い。

そういった人は、同じ環境が続けば食べていけますが、
時代が変化すると廃業しかねません。

 

たとえば、今うまくいっている集客や販売の方法が
将来通用しなくなることはよくあります。

今は稼げているかもしれませんが、
危険なイカダに乗っていることを自覚して、
クルーザーへの乗り換えをしてほしいですね。

 

とはいえ、一人でビジネスを続ける人が多いのは、
仕方がないとも私は考えています。

なぜなら、「チームを作るための知識」が
世の中にはあまり出回っていないからです。

 

とくに、事務所を構えたり正社員を雇ったりせずに
リモートワークで数名以上のチームを作る方法は、
学びたくても学べません。

結果、少人数のビジネスを続ける人が増えてしまう。

 

こうした風潮に一石を投じる意味もあって、
私は「チームの作り方」も伝えているのです。

多様性のあるチームで活躍する人を、
増やしていきたいと思っています。

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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