こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「他人を見た目で判断するべきではない」
と、道徳的な主張をする人がときどきいます。
こういった主張は、志として素晴らしいのですが、
現実的には難しいと私は思います。
なぜなら、人間はほとんど無意識に
見た目で他人を判断しているからです。
これは、心理学の実験でも裏付けられており、
過去に以下の動画の中で
私も解説したことがありました。
あなたも日常的に、
他人を見た目で判断していますよね?
そういった「他人を見た目で判断してしまう現象」を、
私自身が強く実感したのは、
ある予防医療のために病院へ行ったときでした。
その日、私はとてもワクワクしていました。
なぜかと言うと、ある名医から
診療を受けられることになったからです。
その名医の著書を、私は何冊も読んでいたため、
直接お話を聞けるのが楽しみでした。
ところが、実際にその医師を見たとき、
私はガッカリしてしまいました。
なぜか?
それは、その医師が私服だったからです(笑)。
シャツにカーディガンを羽織っただけの
ラフな格好だったため、
まるで権威性を感じませんでした。
もちろん、私は本を何冊も読んでいたので
「その方は経験豊富な名医であり権威である」と
頭ではわかっていました。
ただ、申し訳ないのですが、白衣を着ていないと
「普通のおじさん」にしか見えない(笑)。
これは、興味深い現象ですよね?
というのも、私は常日頃から
「データ、ロジック、ファクトによって
物事を判断するように」と説いています。
友人からも、
「相馬は良くも悪くもロジカル」と言われてきました。
そんなロジカルな私であっても、
第一印象で他人を判断してしまったのです。
ここからわかることは、
「人を見た目で判断しないようにしよう」
などと志しても、ほぼ不可能だという現実です。
さて、この体験をして
「ブランディングにおいて服装は重要だな」
と、私はあらためて思いました。
あなたも、ビジネス用で人前で話したり
撮影をしたりするときは、
権威性のある格好をしてください。
あなたがどんなに知識や技術を持っていても、
スーツや専門性を感じる服を着ていないと、
世の中の人は見向きもしないからです。
とくに健康や医療、美容などの分野の方は、
白衣を着るといいでしょう。
これは、一見すると冗談のようですが
かなり真面目なアドバイスです。
場合によっては、白衣を着るだけで、
サービスの成約率まで上がりますので、
一着は白衣を用意してください。