こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ご存知のとおり、私は定期的に
自分が良いと思う本を紹介しています。
それで、以前推薦した本に対して
「相馬さんが紹介してくれた、あの本良かったですよ!」
と言ってくれるのって、とても嬉しいんですよね。
最近、読者から良いご感想を頂いたのは、
ロンドン大学の社会心理学者の教授が書いた
『自信がない人は一流になれる』です。
※この本を以前紹介したのは、私のこの記事です。
ご参考:自信バカ
この本の画期的なことは、
自己啓発オタクが盲信している「自信」というものを
バッサリ斬っているところですね。
自己啓発の本とかセミナーに毒されている人って、
「私はできる! 私はできる!! 私はできる!!!」
みたいな、自信を高めるような
変な自己暗示をしているじゃないですか(笑)。
そうやって、自信を高めてしまうと、
「人生がうまくいかなくなる」という
衝撃の事実が書かれています。
たとえば心理学の実験で、成績が悪い学生を選んで、
試験前に「あなたならできる!」と毎週のように
メッセージを送ったのです。
すると、さらに成績が下がってしまい
なんと落第してしまったのです(笑)。
ここからわかることは、
自信がないのは大きな問題ですが、
自信がありすぎるのも大きな問題だということです。
私は、「等身大の自信を持て」とよく言うのはこれが理由で、
過剰な自信を持つと収入が下がるんですよね。
ですから、頭のいいあなたなら、
自己啓発のセミナーや本が、
「自分はできる!」
というような自己暗示をお客さんに
させている理由がわかりますよね。
つまり、「自分はできる!」と自信を持つほど、
お客さんは人生の質が「下がり」、
さらに何かに依存したくなる。
その結果、自己啓発セミナーに強い中毒になり、
チューチューとお金を吸い上げることができるのです。