こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「講座ビジネスを始めてみたけど、
うまく運営ができていません」
と言っている人がときどきいます。
そもそも講座が売れなかったり、
売れたとしてもコミュニティが盛り下がったりして、
続けられなくなってしまうのです。
その原因は、細かく言えばいろいろとあります。
ただ、長年の講座運営の経験から私が言えるのは、
「運営側に“3つの役割の人”が揃っていないと、
ほぼ間違いなく失敗する」
ということです。
というのも、講座ビジネスをするにあたって、
次の3つの役割が必要だと私は考えています。
1.マーケター:講座のコンセプトや打ち出し方を考える
2.クリエイター:セミナーなどのコンテンツを作る
3.サポーター:講座を盛り上げて参加者に行動してもらう
1つ目のマーケターとは、
売るためのアイデアを出して販売に導く役割です。
マーケターがいなければ講座は売れないので、
そもそも参加者すら集まりませんません。
マーケターの役割をする人は、
マーケティングの知識があるのはもちろん、
発想力と論理力の両方を持っている必要があります。
アイデア出しなどのクリエイティブな部分と、
商品構成に落とし込むロジカルな部分を
どちらもおこなうからです。
2つ目のクリエイターとは、セミナーや動画などの
実際のコンテンツを作り上げる役割です。
クリエイターがいなければ、
コンテンツが提供できなかったり
質の低い内容になったりして参加者に結果が出ません。
そのため、毎日のように本や論文などを読み続けて、
それをわかりやすくて面白いコンテンツにできる、
情報処理能力のある人がクリエイターに向いています。
3つ目のサポーターとは、SNSで呼びかけをしたり、
セミナーや懇親会で楽しい話をしたりして、
講座を盛り上げる役割です。
もしサポーターが存在しないと、
つまらないコンテンツが一方的に届くだけの
ユーキャンのような通信講座になってしまいます。
そんな結果が出にくい講座にしないためにも、
サポーターが必要なのです。
さて、講座ビジネスにはこの3つの役割が必須で、
どこかが欠けると続けられません。
もちろん、実際に講座を売り続けるためには
事務担当、ウェブ担当、デザイナーなど
他にも多くの人が関わるでしょう。
ただ、上記の3つのタイプの役割が抜けていると、
そもそも講座が頓挫してしまうのです。
あなたが講座ビジネスをしたいなら、
この3つの役割のメンバーを揃えてからにしてください。
あるいは、あなたが何かの講座に参加する場合は、
こうした原則を講師が理解している、
まともな講座にだけ参加するのがおすすめです。