こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
いろいろな講座の参加者を見ていて
思うことがあります。
それは「講座内容をすべて理解しなければ」
と思っている人が、多くいるということです。
たとえば、マーケティングについての
セミナーに参加したとします。
そのときに、法人向けと個人事業主向けの内容が、
それぞれあったとしましょう。
その場合、あなたが個人事業主に該当するなら、
その部分だけを理解すれば十分です。
もっと言えば、自分のビジネスで
使える話だけをピンポイントで覚えればいい。
言い換えると、法人向けの内容なんて
ほとんど聞き流してしまっていいのです。
なぜなら、使わない情報を脳に溜め込むのは、
迷惑メールを受信するのと同じで、
脳の容量を圧迫するだけです。
全くもって意味がない。
「いつか使うかもしれない」と言う人もいますが、
使うときになってから学べばいい話です。
数年も経てば情報は更新されるので、
今の知識がいつまで使えるかわかりません。
にもかかわらず、世の中には自分が使わない話まで
細かくメモを取る人が多くいます。
場合によっては、
「法人向けの部分がわからなかったので、
まだ実践には移さずに、理解を深めたいと思います」
などと言って、行動を先延ばしにする人もいる。
いや、あなた法人ではないでしょ(苦笑)?
こういった人は、講座に参加する目的が
「すべてを理解すること」に
なってしまっているのでしょう。
ですが、重要なのは「理解」ではありません。
講座に参加する目的は、
「実践して人生を変えること」であるはずです。
言いたいこと、わかりますよね?
仮に講座の内容を数%しか理解していなくても、
行動に移せば人生は変わっていきます。
逆に、内容を100%理解したところで、
行動をはじめなければ、生活は変わりません。
おそらく「理解」にこだわる人は、
新しい知識をインプットしたときに分泌される
脳内麻薬の中毒になっているのでしょう。
あるいは、行動する恐怖から逃げるために
現状維持の言い訳をしている場合もあります。
いずれにしても、その考え方自体を変えない限り、
何を学んでも結果は出ません。